自動車教習所の「学科教習」をオンラインで いつでもどこでも3密避けて受講可能

J-CASTトレンド / 2020年12月23日 13時30分

「オートアカデミー」生徒配布用パンフレット(1)

自動車教習所で行われる「学科教習」をオンラインで受けられる「オート・アカデミー」が2020年12月10日の警察庁から関係各所への通達を踏まえて、正式ローンチした。アカメディア・ジャパン(東京都中央区)が開発した新サービスだ。

パソコンやスマートフォン、タブレット型端末を使っていつでも、どこでも受講できる。3 密を回避できるため、コロナ禍で教習所に通えなくなっていた人はもちろん、これまで時間がなく運転免許証の取得を諦めていた人にとっても朗報だ。

なりすましや不正行為を防ぐ「本人認証学習プログラム」

「オート・アカデミー」の利用には、まず同サービスを導入している各自動車教習所でオンライン学科を申し込む。続いて自動車教習所で生体認証情報を登録し、ID ・パスワードを発行したら、「生体認証」とあわせてログインし、教習動画を選択して受講開始。「確認テスト&受講済み認定」を取得して完了だ。

講義内容に対する質問があればオート・アカデミー掲示板を介して、教官と直接やり取りできる。講義ごとの理解度チェックもあるため、繰り返し学習して習熟度の向上を図ることも可能だ。

オンラインでの講義だが、従来の教習所で行われる「学科教習」と同等の質を保つ工夫がなされている。その一つが、アカメディア・ジャパンが独自開発した本人認証学習プログラムだ。本人のなりすましや不正行為を防止し、厳格な学習環境での受講を担保する。

「運転免許を取得したいけどできない」すべての人に

アカメディア・ジャパンの菊池参代表は、「免許を取りたい」という意欲はあるが、暴風雨や台風被害、多忙さなどで教習所に通えず困っている人にも広く利用してほしいと期待を寄せている。講義動画は自動車教習所ごとに撮影・編集するため、聴覚障害を持つ生徒を対象にしたもの、外国人用の字幕吹き替えなど、ニーズに合わせた動画を作成すれば、幅広い層の免許取得支援ができるのも強みだ。

発表資料によると、1969年以来一貫して増加を続けていた運転免許保有者数は、公共交通機関の発達による若者の車離れや少子高齢化の影響により、2019年に初めて減少傾向を見せた。それに伴い、自動車教習所の廃校、自動車販売数の減少など自動車業界への影響も見受けられるという。「オート・アカデミー」の普及によって、運転免許取得者増、ひいては自動車業界に変化を与えるきっかけを作る狙いがある。

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