緊急事態宣言で飲食店は知恵を絞る 無言でホルモン無料、くら寿司は「非接触型店」
J-CASTトレンド / 2021年1月15日 20時0分
緊急事態宣言で、飲食店に時短営業が要請されている。政府は昼間の飲食についても自粛を呼びかけた。苦境を何とか乗り切ろうと、飲食店は必至だ。
従来はあまり見られなかった、ユニークなアイデアを追った。
店の機器にすら触れず注文
回転寿司チェーンのくら寿司は、「スマートくらレストラン」と呼ばれる店舗様式を採用。非接触型サービスを掲げた「都心型店舗」を2021年1月14日、東京都の渋谷駅前と西新宿にプレオープンした。店内では、指をパネルに近づけるだけで反応する自動受付機を操作。画面にも触れず、店員も介さずに席への案内を受けることができる。
注文用のタッチパネルは手持ちのスマートフォンと連携可能で、店内の機器に触れずにオーダーができる。レーンを回る皿は抗菌カバーで包まれている。さらに取った皿の枚数はAI(人工知能)カメラが計測しており、会計はセルフレジだ。最後まで店員と対面せず飲食できる。同型の店舗は今後、ほかに4店の開店を予定している。
東京・府中市にあるホルモン焼き店「ホルモンなかむら」は、無言での飲食によるサービスを実施。客が入店から退店までの間、注文時を除いて無言で過ごすことで、人数分のホルモン盛り合わせ(1皿1000円相当)を無料で食べることができる。
高円寺(杉並区)のカフェ「yummy(ヤミー)」も感染対策として7日から店内での「私語禁止」を打ち出した。同店のフェイスブックによると、会話がない代わりに店内のBGMの音量を上げ、音楽カフェとして営業しているという。
ロボットが配膳
レインズインターナショナル(横浜市)が運営する「牛角ビュッフェ」多摩境店(町田市)や「牛角」白井店(千葉県白井市)では、「ソフトバンクロボティクス」(東京都港区)のロボット「Servi(サービィ)」を20年12月3日から先行導入している。サービィは、料理の配膳や運搬ができる。従業員と客の接触機会を減らすことが目的だ。
レインズインターナショナルの発表資料によると、この先行導入は20年12月20日までとのことだが、ソフトバンクロボティクスの公式サイトではサービィを導入中の店舗名を掲載している。これによると21年1月15日現在、先述の「牛角ビュッフェ」多摩境店のほか、「牛角」瀬谷店(横浜市)やファミリーレストランの「デニーズ」南青山店(東京都港区)、和食レストランの「とんでん」白幡店(さいたま市)などで導入されている。
この記事に関連するニュース
-
「北海道生まれ 和食処とんでん」配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を順次導入
PR TIMES / 2021年2月19日 18時45分
-
大戸屋ごはん処に配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を順次導入
PR TIMES / 2021年2月18日 15時15分
-
「北海道生まれ 和食処とんでん」配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を順次導入 ~ 人とロボットの協働でお客さま満足度の向上を目指します ~
Digital PR Platform / 2021年2月17日 12時0分
-
ソフトバンクロボティクス、配膳・運搬ロボット「Servi」の販売開始
マイナビニュース / 2021年2月16日 15時43分
-
幸せの焼肉食べ放題【かみむら牧場】京急蒲田店・府中店 ・守口南寺方店「和牛×いちご食べ放題」開始!
PR TIMES / 2021年2月15日 11時15分
ランキング
-
1携帯キャリア大手が次々と発表した新料金プラン。みんなの乗り換え意向はどれくらい?
ファイナンシャルフィールド / 2021年2月28日 3時0分
-
2日本コロナ対策の大きな障壁。「コロナは風邪」な人々によるデマゴギー
HARBOR BUSINESS Online / 2021年3月1日 8時32分
-
3名車「クラウン」があっという間に売れなくなった本当の理由
プレジデントオンライン / 2021年2月28日 11時15分
-
4国民年金保険料の支払い方法、損していませんか?
ファイナンシャルフィールド / 2021年2月27日 23時0分
-
5バブルが今すぐ破裂しても驚かない9つの理由 いよいよ「崩壊の兆候」があちこちに出てきた
東洋経済オンライン / 2021年2月27日 8時0分