1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 製品情報

東大を目指さない日本の秀才 女子高生は中国の難関、北京大と清華大ダブル合格

J-CASTトレンド / 2021年7月17日 20時0分

東京大学のシンボル「赤門」

日本の高校から、アジアのトップ大学を目指す若者が出始めている。茨城新聞は2021年6月30日、茨城高卒業の阿部愛琳さんが中国の清華大と北京大に合格したという記事を配信した。海外の大学に直接進学する高校生は増えているが、欧米の大学ではなく、アジアの名門大学を目指すケースはまだ珍しい。

「将来は中国と日本の懸け橋に」

茨城新聞によると、阿部さんは、アジアで1、2を争う難関大学、中国・北京の清華大と北京大の両方に現役合格した。

日本人の父親と中国人の母親との間に日本で生まれ、2~5歳までは清華大の教授を務めていた中国の祖父母の元で過ごした。帰国後は水戸市立千波小を経て、茨城中高に入学。中国語は話したり聞いたりすることはできたが、読み書きが全くできず、語学教室に通いつつ、母親からも学んだという。

中学時代から長期休暇を利用し、米国やカナダなどの短期留学を経験して英語も習得。中国の大学を志望したのは「中国には日本のような敬語がなく、性別や年齢にかかわらず和気あいあいとコミュニケーションが取れる環境に魅力を感じた」ことが理由だと語っている。

中国と日本の両国の文化や価値観を肌で知っているからこそ、両国間で抱える外交問題などを解決したいという思いが強まり、「将来は中国と日本の懸け橋になるような仕事に就きたい」と夢を膨らませているという。記事配信時点では、まだに入学先は検討中とのことだった。

「高校時代の思い出は勉強以外にない」

阿部さんが合格した北京大や清華大のレベルの高さや、中国の教育事情については最近、日本でも何冊かの本で紹介されている。

『「超」整理法』の大ベストセラーで知られる野口悠紀雄さんの『平成はなぜ失敗したのか』(幻冬舎)によると、全米科学財団が発表した2016年の論文数世界ランキングでは中国がトップ。世界の大学ランキングでも200位までに日本は2大学だが、中国は7大学。世界のコンピューターサイエンス大学院のランキングでは1位が清華大学で、東大は91位に過ぎない。

中国事情に詳しいジャーナリスト、中島恵さん『日本の「中国人」社会』(日経プレミアシリーズ)によると、中国の進学競争の激しさは日本の比ではないらしい。生後まもない赤ちゃんは「大学入試まであと〇日」などという言葉を添えて写真を撮るそうだ。生まれた時から、大学受験に向けたカウントダウンが始まっている。

中学のクラスは成績順の編成だという。高校では成績優秀者を出した教師に報奨金が与えられる。北京大、清華大などの難関大の合格者を出せば、高校にも報奨金が出る。合格者の一族にとっても名誉となる。「高校時代の思い出は勉強以外にない」「一日10時間勉強した」などという人は少なくないらしい。

中国の高校「恋愛禁止」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング