1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 製品情報

サウジ×日本制作アニメ「アサティール2」放送開始で試写会 サウジ制作CEO「平和へのパスポート」

J-CASTトレンド / 2024年10月30日 20時0分

2024年10月28日、東京都内で「アサティール2 未来の昔ばなし」プレミア試写会が行われた

サウジアラビアの制作会社「マンガプロダクションズ」と、日本の「東映アニメーション」が共同制作したアニメ「アサティール2 未来の昔ばなし」のプレミア試写会が、2024年10月28日に東京都内で行われた。

「Made in Saudi with Japan」によるアニメ

未来のサウジアラビアが舞台の「アサティール2」は、最先端のスマート・シティー「ネオム」にある「オクサゴン」という街に住むことになった一家の話。

マハ、ライアン、スルタンの三姉弟が、アスマお婆ちゃんの語るアラビア半島に伝わる昔ばなし「アサティール」から、大切なことを学び成長していく様子が描かれる。

前作「アサティール 未来の昔ばなし」(2020年公開)は、全世界40以上のプラットフォームで配信され、1億回以上の視聴回数を記録するなど、大きな反響を呼んだ。

今回、放送を目前に、プレミア試写会とメディア発表会が開催された。イベントには「マハ」役声優の大空直美さん、マンガプロダクションズCEO(最高経営責任者)のイサム・ブカーリ氏、東映アニメーション顧問の清水慎治氏らが登壇。

ブカーリ氏は、前作の反響について「Made in Saudi」でも「Made in Japan」でもなく「Made in Saudi with Japan」という形をとったことが大きかった、と話した。

さらに2055年の両国の国交樹立100周年の未来に向け、

「日本のリーダーがサウジのリーダーと会って『子どもの時、アサティール未来の話を見ました』と言っていただいて、その後に素晴らしいパートナーシップを構築していただけることは間違いないと思います」「コンテンツは平和へのパスポートだからです」

とビジョンを語った。

東映アニメの清水氏は、2011年に「アラビア地方の民話集のアニメを作ってほしいと頼まれた」と明かし、こう制作過程を振り返った。

「中東と生活も風習も文化も違いますから、日本人でできるのかなと。ただ、『まんが日本昔ばなし』という日本でも民話のヒットシリーズがあるので、どうしようかなと思って。断りたいけど断れないなという時からもう13年半ですね。でも、今日の日迎えて、あの時断らなくてよかったなとつくづく思います」

さらに、「世界中で戦争が増えていますが、世界中の人が民話のエッセンスみたいなものを感じてもらうと、戦争も収まるのかなという期待を込めて作りました」と本作への思いを語った。

野沢雅子さん「アニメから学ぶことは多い」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください