「ジャングリア沖縄」オープンまで半年 恐竜に会える自然体験型テーマパークの全貌

（左から）ジャパンエンターテイメントCMO・森崎奈緒美さん、森岡毅さん、石破茂首相、ジャパンエンターテイメントCEO・加藤健史さん

テーマパーク事業を行う「刀」（大阪市）は、2025年7月25日に大型テーマパーク「JUNGLIA　OKINAWA（ジャングリア沖縄）」をオープンする。1月28日、東京都内で記者会見が行われた。

ジャングリア沖縄は、沖縄県北部の「やんばるの森」に作られる大自然をテーマにしたテーマパークだ。

入場料は「二重価格」

ジャングリア沖縄は、広大な森林と最新技術を融合させた自然体験型テーマパークを目指しているという。森の中でリアルな「恐竜」に遭遇したり、大型の気球に乗り絶景を楽しんだりと、20以上のアトラクションを用意している。

入場料は、日本国内在住か否かで分ける「二重価格」を設定。国内在住者の1日券は、大人6930円（税込）だが、そうでない人の一般料金は8800円（同）となる。

刀の代表を務める森岡毅さんは、ジャングリア沖縄と、都会型のテーマパークで日帰り客が中心となるディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンとは異なると説明。

「沖縄への旅行者は、いつもとは違う興奮を求めると思います。日常の風景とは違う非日常や絶景に囲まれ、その中で開放感を感じて欲しい」

と話した。

石破首相もやってきた

会見には、石破茂首相も登壇。「『なぜ総理大臣が来るんだい』とお思いの方もいらっしゃると思いますが」としたうえで、こう続けた。

「沖縄北部地域をどのように発展させていくかは、日本政府としても非常に重要なことです」

沖縄本島の観光需要が現在、那覇を中心とした南部に集中しており、北部へのアクセス改善に課題があると石破首相。「南部からの名護東道路延伸の早期実現に向け、年度内には概略ルート案を決定します」と宣言した。

また首相は、「沖縄での地上戦もあった第二次世界大戦の終戦から80年経ちますが、沖縄県民に本当の幸せを実感していただくことは国家の使命です」とも話した。