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グジャラート州ムンドラ港から北米向け商業航路を強化(インド、米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月28日 1時20分

インド西部グジャラート(GJ)州のムンドラ港で、シンガポールに本拠地を置くコンテナ海運会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE、注)による西インド・北米(WIN)サービスが開始された(「インディア・シッピング・ニュース」紙5月16日)。これにより、ムンドラ港やGJ州南部のハジラ港、マハーラーシュトラ(MH)州のナバシェバ港といったインド西海岸の主要港と、ニューヨークやチャールストンなどの米国東海岸を結ぶコンテナ船が週に1便の定期運航をすることになる。

ムンドラ港は、インド新興財閥アダニのグループ企業のアダニ港湾・経済特別区(APSEZ)が管理するインド最大の民間港湾だ。2023/2024年度(2023年4月~2024年3月)のムンドラ港の貨物取扱量は664万TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算)で、GJ州にある港の貨物取扱量全体の64%を占めた。ムンドラ港でのWINサービス導入は国際海上貿易におけるインドの役割を強化すると同時に、インドと北米間のサプライチェーン効率化を促進することが期待される。

報道によると、2022/2023年度のGJ州からの輸出額は約12兆ルピー(約22兆8,000億円、1ルピー=約1.9円)で、インド全体の輸出額の33%を占めた。インドの州別輸出額を比較すると、GJ州は2020年度にMH州を抜いて以降、3年連続で1位を獲得している。GJ州は、製造業の生産拠点としてだけでなく、国際貿易の物流拠点としての重要性も高まっている。

(注)川崎汽船、商船三井、日本郵船の3社で定期コンテナ船事業を統合し、2017年7月7日に設立された。

(飯田覚)

(インド、米国)

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