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ミュンヘンでも日本養殖魚類輸出推進協会がブリとマダイをPR(ドイツ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月5日 0時25分

日本養殖魚類輸出推進協会は6月17日、日本産のブリ、マダイをPRするイベントをドイツ・ミュンヘンのレストラン「Mural Farmhouse」で主催した。ドイツ系食品PRコンサルティング会社のリーデルPRと連携し、ドイツではベルリン、ハンブルクに続く3度目のPRイベントとなった(2024年2月20日記事参照)。ミュンヘン近郊の有名レストランのシェフや、ディストリビューター、フードメディア関係者、インフルエンサーなど約100人のゲストが参加した。

同協会の木内瑛事務局長補佐は「近年は養殖技術の向上により、天然物以上にうま味のある養殖魚が増えている。今日は皆さんに品質が高く、おいしいブリとマダイの料理を楽しんでほしい」とあいさつした。デュッセルドルフの星付きレストラン「Nagaya」総料理長の長屋佳澄氏、ベルリンで人気の日本食フュージョンレストラン「Sticks’n’Sushi」総料理長のSong Lee氏、会場となった星付きレストラン「Mural Farmhouse」総料理長のTimo Fritsche氏による「マダイのセビーチェ、レチェ・デ・ティグレ、みそ、コリアンダー、唐辛子添え」や「ブリの生ハムの燻製(くんせい)、ジャガイモのエスプーマ、卵黄のピクルス、キュウリの煮込み」といったさまざまな創作メニューが振る舞われた。

写真 イベントで振る舞われた創作メニュー(Vivi D’Angelo提供)

イベントで振る舞われた創作メニュー(Vivi D’Angelo提供)

イベントでは長屋氏によるブリのカッティングショーも行われ、その見事な包丁さばきにゲストも感嘆していた。また、長屋氏が日本独自の魚のさばき方「血抜き」や「神経締め」を行うことで切り身の透明度が増し、鮮度が長く保たれることも説明した際には、ゲストが試食をやめてメモを取るなどしていた。特に業界関係者を中心に、単純な味のみならず、日本産食材の質の高さや新鮮さを保つための調理法など、より専門的な事項に注目が集まっている様子から、ミュンヘンでも日本食への関心が高くなっていることがうかがえた。

写真 長屋氏によるブリのカッティングショー(Vivi D’Angelo提供)

長屋氏によるブリのカッティングショー(Vivi D’Angelo提供)

日本の農林水産省によると、2024年1~4月のドイツ向け農林水産物の輸出額は、前年同期比50.1%増の約51億円と好調だ。調味料や日本産米などドイツの食文化にはなかったものの輸出も増えていることから、ドイツマーケットでも日本産食品の人気が定着してきていることが明らかになっている。

(川邉隼之介、小菅宏幸、西村明子)

(ドイツ、日本)

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