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タイ国鉄、バンコク~ビエンチャン路線の試験運行を7月中旬に実施(タイ、ラオス)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 1時15分

タイ政府の6月13日の発表によると、タイ国鉄(SRT)はバンコク(クルンテープ・アピワット中央ターミナル駅)からタイ東北部のウドーンターニー県、ノンカイ県を経由し、ラオスのビエンチャン(カムサワート駅、2023年11月8日記事参照)までの試験運行を7月13日から14日にかけて実施する。

鉄道網の整備により、タイ~ラオス間の人や貨物の輸送が活発化され、将来的には中国ラオス鉄道と接続することで中国への延伸も可能になると期待されている。タイ政府によると、この取り組みは地域の観光・物流ハブを目指すタイ政府の「イグナイト・タイランド」政策(注)に沿ったものだという。

なお、ラオス側での6月17日の報道によると、ガームパソン・ムアンマニー公共事業運輸相は国会答弁において、ビエンチャン~バンコク路線は7月末から8月上旬に開通する予定との発言があった。

写真 クルンテープ・アピワット中央ターミナル駅(旧称:バンスー中央駅、ジェトロ撮影)

クルンテープ・アピワット中央ターミナル駅(旧称:バンスー中央駅、ジェトロ撮影)

(注)2024年3月にセター・タビシン政権が発表した開発ビジョン。2030年までのタイの目標を設定した構想で、タイを観光、ウェルネス・医療、農業・食品、航空、物流、未来のモビリティ、デジタル経済、ファイナンスのグローバルハブへ転換することなどが掲げられている。

(北見創、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、ラオス)

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