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複数の食品団体によるジャパンフードショー開催、オンラインカタログサイトを活用し商談(ドイツ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月26日 1時0分

ジェトロと農林水産省は12月9日、複数の日本産食品を欧州全体でPRする「ジャパンフードショー」のレセプションをベルリンの在ドイツ日本大使館公邸で主催した。ドイツ国内外からレストラン、ディストリビューター、フードメディア、インフルエンサーなど約250人が参加した。テレビ出演もする料理研究家Felicitas Then(フェリチタス・テン)氏の司会で、志野光子・駐ドイツ日本大使のあいさつに続き、全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会、日本養殖魚類輸出協会(JFFEA)、日本畜産物輸出促進協議会(J-LEC)と全日本カレー工業協同組合によるプレゼンテーションが行われた。

会場では、「日本からドイツへ」というテーマのもと、各品目団体に加盟している企業から日本産食材が提供され、試食やPRが行われた。大使館公邸料理長やベルリンの有名シェフによる日本産米を使ったすしをはじめ、現地市場で受け入れられやすい日本産食材の使い方の提案として、「ぶりのハウスフラウエンアート(クリームソースのマリネ)」「和牛のタルタルカレーソース添え」「和牛サンドとインペリアルキャビア」「マダイのセビーチェ」といったドイツの伝統的なメニューや創作料理が提供された。

JFFEAのブースでは、ベルリンで人気の日本食フュージョンレストラン「Sticks’n’Sushi」の総料理長Song Lee(ソン・リー)氏によるカッティングショーも披露され、ゲストの関心が集まっていた。

バイヤーはベルリンのみならず、ミュンヘン、英国、ポーランド、ルーマニア、オーストリア、デンマーク、オランダから集まった。出展商品の多くはJapan Street(注)に登録されており、バイヤーは事前に商談に必要な情報をJapan Street上で確認した上で来場した。特に、米菓が関心を集めていた。

また、Instagramで数万人以上のフォロワーを有する在ベルリンを中心とするフードブロガーやインフルエンサーも多数参加し、和牛や水産物の料理デモの様子が投稿され、注目を集めた。

写真 在ベルリンのフードブロガーBENNI’S BUFFET氏のInstagram投稿(リーデルPR提供)

在ベルリンのフードブロガーBENNI’S BUFFET氏のInstagram投稿(リーデルPR提供)

(注)ジェトロが招待した海外バイヤー(海外に販路を持つ国内のバイヤーを含む)専用のBtoBのオンラインカタログサイト。

(小菅宏幸、川邉隼之介、西村明子)

(ドイツ)

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