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ウズベキスタン、UAEと戦略的パートナーシップ確立を宣言(ウズベキスタン、アラブ首長国連邦)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月20日 0時55分

ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は1月13~15日にアラブ首長国連邦(UAE)を公式訪問し、「アブダビ持続可能性週間2025」の首脳会議に参加したほか、UAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領をはじめ、政府機関や同国を代表する企業・銀行のトップと会談した。また、ウズベキスタン政府とUAEの主要企業の間で、グリーンエネルギーや輸送などの分野の協力文書に調印した。

15日の両大統領による会談後、戦略的パートナーシップの確立に関する宣言や、投資の相互奨励と保護に関する政府間協定、金融・技術協力に関する政府間協定、投資・産業・先端技術・鉱物・農業・食料安全保障などの分野で両国機関間の協定などの文書が調印された(ウズベキスタン大統領府ウェブサイト1月15日)。

両国は2025~2027年を「ウズベキスタン・UAE経済パートナーシップ新時代」と宣言する提案を支持した。具体的には、2030年までに2国間貿易額を約10倍に増やし(2024年は6億5,000万ドル弱)、相互の投資額を500億ドルに増やす(近年の投資額は260億ドル超)ことを目指している。

今期の両国間の主要な協力分野として、人工知能(AI)、デジタル化、グリーンエネルギー、都市開発とインフラストラクチャー、観光、民間ビジネスが挙げられた。

さらに、14日に行われたミルジヨエフ大統領とUAEのオマル・ビン・スルターン・アール・オラマ人工知能・デジタル経済・テレワーク担当国務相との会談で、両国は生成AIの開発、タシケントでの大規模データセンターの設立などで合意した。ウズベキスタンは2024年10月、2030年までのAI開発目標を設定していた(2024年10月24日記事参照)。

ミルジヨエフ大統領のUAE訪問に先立つ13日、ラジズ・クドラトフ投資産業貿易相を団長とするウズベキスタン代表団がUAEの主要企業と、15件の投資協定と契約を締結した。UAE側の契約当事者は、グリーンエネルギー分野でマスダール、アメア・パワー、ソーラーパワーシャイン、ヘルスケア分野でM42、ブルジールホールディングス、農業・食品分野でIFFCOグループ、水供給分野でメティト、輸送・物流分野でADポーツ、エミレーツグループ、ジェッテックスなど(投資産業貿易省発表1月13日)。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン、アラブ首長国連邦)

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