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香港への数次有効の個人観光スキームが再開、対象者の拡大も(香港、マカオ、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月12日 0時55分

中国出入境管理局は11月29日、広東省深セン市の戸籍を持つ住民と、居住証を持つ住民を対象とした香港の複数回訪問可能な個人観光スキーム(multiple-entry Individual Visit Scheme:IVS、中国語で「一签多行」、ビザに相当)を12月1日から再開すると発表した。

従来のスキームでは、対象者は深セン市の戸籍を持つ住民のみ、1週間に1回(=年間約52回)香港への訪問が許可されていた。同スキームの適用により、対象者は深セン市の居住証を持つ住民にも拡大され、年間の香港との往復回数は無制限となる。ただし、香港での滞在日数は1回につき7日までに制限される。これにより、IVSの対象者数は1,000万人超にのぼると想定される。

香港特別行政区政府(以下、香港)の文化スポーツ・観光局の楊潤雄(ケビン・ヨン)局長は、「中国の中央政府は常に香港の経済と観光発展を支援してきた。IVS保有者は香港の観光関連産業の発展にとって大きな原動力となっている。複数回訪問可能なIVSの再開と対象者の拡大により、香港への訪問者数が大幅に増加し、観光、小売り、飲食産業の発展がさらに刺激され、香港経済の新たな原動力となるだろう。香港政府観光局は今後、より多くの深セン市からの訪問者を香港に誘致することを目指し、深セン市で香港の宣伝を強化し、オンラインプラットフォームでの宣伝も開始する」と述べた。

マカオ訪問のビザも緩和

中国国家移民管理局によれば、中国からマカオへの訪問についても、一部地域でビザが緩和される。2025年1月1日から、珠海市の戸籍を持つ住民を対象に、マカオへ1週間に1回の訪問が可能なIVS(中国語で「一周一行」)の申請が可能となる。IVS保有者は、1週間に1回(=年間約52回)、1回につき7日間までのマカオでの滞在が許可される。また、横琴広東・マカオ深度合作区の戸籍を持つ住民および居住証を持つ住民を対象に、マカオへの複数回訪問が可能なIVS(中国語で「一签多行」)申請が可能となる。IVS保有者は年間のマカオとの往復回数は無制限、1回につき7日間までのマカオでの滞在が許可される。

〔何樂晴(エスター・ホー)〕

(香港、マカオ、中国)

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