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トランプ米大統領支持率は1期目より好調なスタート、世論調査(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月30日 15時5分

米国のドナルド・トランプ大統領は1月20日に就任し(2025年1月21日記事参照)、約1週間が経過した。同氏の世論調査の支持率は1期目より高いことがわかった。

コネティカット州のキニピアク大学は1月29日、トランプ政権などに関する世論調査結果(注1)を発表した。それによれば、トランプ氏の支持率は46%と不支持率(43%)を上回った。無回答は11%だった。トランプ政権1期目発足直後の2017年1月の世論調査の支持率(36%、不支持率44%)と比較すると、2期目のスタートはより好調だった。

今後4年間のトランプ政権については、「楽観的」との回答が54%、「悲観的」は42%だった。支持政党別では、共和党支持者の91%が「楽観的」と回答したが、民主党支持者の81%は「悲観的」としている。無党派層は、「楽観的」が54%と「悲観的」(44%)を上回った。

選挙情報サイト、ファイブサーティエイトが発表した1月29日付世論調査のトランプ氏の支持率平均値は49.4%と不支持率(43.2%)を上回った。トランプ政権1期目の支持率平均値は、45.5%(2017年1月)から始まって38.6%(2021年1月)まで推移した。

トランプ氏への期待値は相対的に低め

AP通信とシカゴ大学全米世論調査センター(NORC)が1月に実施した世論調査(注2)では、各問題に対応するトランプ氏の能力について聞いたところ、「極めてあるいは非常に信頼している」という割合が比較的高かったのは、「移民」(36%)、「国家安全保障」(33%)、「経済・雇用」(32%)だった。一方、「ほとんどあるいは全く信頼していない」の割合はいずれもほぼ5割(48%、50%、49%)と、「極めてあるいは非常に信頼している」を上回り、トランプ氏への期待値は相対的にあまり高くなかった。

2025年に「ヘルスケアの費用を下げる」「住宅価格を下げる」「食品・日用品の価格を下げる」についての期待値はさらに低く、「極めてあるいは非常に信頼している」の割合は、順に16%、19%、21%だった。「ほとんどあるいは全く信頼してない」割合がそれぞれ65%、64%、61%と6割を超えた。

(注1)実施時期は2025年1月23~27日。対象者は全米の登録有権者1,019人。

(注2)実施時期は2025年1月9~13日。対象者は全米の成人1,147人。

(松岡智恵子)

(米国)

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