米国、大阪・関西万博のパビリオン起工式を実施(米国、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月18日 14時10分
在日米国大使館は4月17日、2025年の大阪・関西万博に出展するパビリオン(以下「米国館」)の起工式に、ラーム・エマニュエル駐日米国大使が出席したと発表した。万博会場となる大阪市の夢洲で開催された同起工式には、羽田浩二2025年日本国際博覧会政府代表、吉村洋文大阪府知事、横山英幸大阪市長が出席した。
米国館のスポンサーは米国リゾート運営大手のMGMリゾーツ・インターナショナルが務め、同社の支援を受けて米国の文化、創造力、芸術性、多様性を反映するようなパビリオン作りを進めていく。米国館の外観は、日本の「わび・さび」から着想を得たもので、米国のテーマである「Imagine What We Can Create Together(共に創出できることを想像しよう)」を体現するとのことだ。同テーマの下、交流や連携協力を通して、持続可能性、宇宙探査、教育を推進し、起業家精神を育むために米国と共に前進していこうと来場者に呼びかけていくとしている。エマニュエル大使も起工式で、「米国パビリオンは、協力によるイノベーションと探検という国の基本理念をたたえるものです。技術、エネルギーから宇宙探査、そして教育にいたるまでのあらゆる分野の発展を目指す中で、来場者が大きな夢を持ち、米国と共に歩んでほしいという願いが込められています」とその狙いを強調した。
米国館の建設においては持続可能性も重視されており、使われる鉄骨と引張布は、東京2020オリンピック・パラリンピックなどのイベントで建てられた仮設建造物から再利用する。万博終了後も、資材はリサイクルされる予定だ。2025年4月13日から開催される万博期間中、米国館のナショナルデーは同年7月19日に予定されている。
(磯部真一)
(米国、日本)
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