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インド国際映画祭併催マーケット「フィルムバーザール」に、ジェトロが初出展(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月16日 11時35分

インド南西部の海岸沿いに位置するリゾート都市ゴアで、「第55回インド国際映画祭(IFFI)2024」と、併催のマーケット「フィルムバーザール(Film Bazaar)」が、それぞれ11月20~28日、11月20~24日に開催された。IFFIの来場者数は前年から12%増加して、世界28カ国から1万1,332人となり、フィルムバーザールには前年の2.4倍の1,876人が42カ国からバイヤーが訪れた。

2024年のIFFIのテーマは、若い映画製作者たちに「未来は今(THE FUTURE IS NOW)」と呼びかけるもので、期間中には若手映画製作者のための才能発掘プログラム「Creative Minds of Tomorrow」も開催された。フィルムバーザールの会場内でも、現地の若手映像製作者が熱心にブースに足を運ぶ姿が見られた。

ジェトロはフィルムバーザールに、インドでのコンテンツ分野の海外展開ネットワークの形成や、海外バイヤー向けのオンラインカタログサイト「Japan Street」(注)の広報を目的に、ブースを初出展した。海外からの出展者としては、オーストラリア、スペイン、英国、イタリア、サウジアラビア、日本、香港の企業・団体などがブースを構えた。出展ブースのほとんどはロケの誘致を目的にしており、訪れる映像製作者に対して、それぞれの土地の撮影ロケーションとしての魅力を売り込んでいた。

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロブースを訪れた来場者からは、「日本で撮影を行いたいが、どのような制度があるか」「日本に関する映画を製作しているので、日本の配給会社を探している」「日本のアニメが大好きで、インスパイアされている」などといった声が多く聞かれ、日本の文化や日本での撮影に関心が高いことがうかがえた。また、海外バイヤーからは、「IFFIで上映された日本の映画を買い付けたことがあり、今後も期待している」「日本の実写の映画作品を買いたいが、映画祭に出品されるような作品でないと、現実的には難しい」といった声が寄せられた。

会場内にはソニーグループやネットフリックスなど大手企業が最新の映像技術を披露する「VFX&Tech Pavilion」も設置され、来場者は人工知能(AI)パーソナリティーとのラジオ収録や生成AIが作成した背景画像を使っての動画撮影などが体験できた。

写真 VFX & Tech Pavilionの様子(ジェトロ撮影)

VFX & Tech Pavilionの様子(ジェトロ撮影)

(注)「Japan Street」は、海外バイヤーとの商談・取引機会の創出を目的に、日本の企業や商品情報(映像コンテンツなどの作品を含む)を掲載するオンラインカタログサイト。ジェトロが招待したバイヤーのみが閲覧可能となっている。

(小柴里沙、ジェニカ・カルラ)

(インド)

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