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青島市、人型ロボット産業に関する行動プランを発表(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月17日 1時0分

中国・山東省青島市の工業・情報化局など11部門は9月29日、「青島市人型ロボット産業発展行動プラン」(以下、プラン)を発表した。プランでは、2027年までに、青島市において人型ロボット分野で5~8社の重点企業を育成し、スマートセンサーや減速機などの重要部品分野で革新的な成果の形成を目指すとしている。また、製造業や市民生活サービスなどの分野で実証応用を展開し、同市を中国における人型ロボットの重要な研究開発・製造・応用拠点とすることを目標に掲げた。

また、プランでは、人型ロボットの製品形態として基本型ロボットと機能型ロボットの2つの類型を示し、その両者を発展させるとした。うち、機能型ロボットについては、工業製造業向けに、高精度で信頼性が高く、複数機が協働し、自主的にプランニングし、精確な感知能力を備えた工業用人型ロボットを開発するとした。また、家庭や民生分野向けには、感情面で寄り添うことができ、生活支援能力を有する人型ロボットを開発する。公共サービス分野向けには、環境認識、感情認知、自律的意思決定など、人間とのインタラクション能力を備えたサービス型人型ロボットを開発する。

このほか、人型ロボットの具体的な応用シーンとして次のように示した。

1. 製造業におけるパイロットテスト:自動車や家電製造などの生産ラインにおいて、生産製造過程における部品の搬送、設置、監視、保守などの操作訓練を実施。製造工場のスマート化と無人化レベルを向上させる。
2. 家庭における応用、イノベーション:スマート家電と連携して家事を代替し、高齢者や障害者などに介護、リハビリ、介助などの支援を提供。生活の質を向上させる。
3. 民生分野での普及加速:銀行、ショッピングモール、スーパーマーケット、病院、学校、行政の許認可、通信業務などの生活サービスのシーン向けに、正確な空間測位、複数人との対話、顧客の意図の識別などの機能を提供。より便利で効率的、パーソナライズされたサービスを提供する。
4. 特殊分野での実用化:過酷な条件、危険な現場作業、救助などの特殊な環境において、信頼性の高い人型ロボットによるソリューションを提供。作業人員のリスクを軽減する。

(董玥涵)

(中国)

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