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ガザでポリオワクチン接種キャンペーンのため戦闘を一時休止、第1段階終了(パレスチナ、イスラエル)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月6日 9時50分

世界保健機関(WHO)は、パレスチナ自治区ガザ地区で25年ぶりのポリオ流行のさなか、イスラエルが同地区での戦闘の「人道的一時休止」に同意したことにより、ポリオワクチン接種キャンペーンを実施したと発表した。地区ごとに戦闘を休止して接種を実施しており、9月1日から3日にかけてガザ中心部で実施された第1段階では、10歳未満の子ども18万7,000人以上が新型経口ポリオワクチン2型(nOPV2)の接種を受けた。ガザ中心部への住民移動と戦闘の人道的一時停止地域外の地域での接種範囲の拡大により、当初の推定目標だった15万7,000人を超えた。

キャンペーン第2段階を開始する準備も進められており、9月5日から8日までガザ南部で実施され、10歳未満の推定34万人の子どもたちが対象となる。第3段階と最終段階は、9月9日から11日までガザ北部で実施され、約15万人の子どもを対象とする。

パレスチナ保健省(MOH)がWHO、国連児童基金(UNICEF)、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)や、多くのパートナーと協力して実施しているキャンペーンは、合計で約64万人の子供たちにnOPV2を2滴ずつ提供することを目指している。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(夏目みゆき)

(パレスチナ、イスラエル)

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