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北米最大級のテックカンファレンス「コリジョン」、カナダ・トロントで開催(カナダ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月26日 0時20分

北米最大級のテックカンファレンス「コリジョン(Collision)」が6月17~20日、カナダ・トロントで開催された。北米を中心に多くのスタートアップ関係者が足を運び、世界117カ国から739人の投資家、1,834社のスタートアップ、570人のスピーカーとプレス関係者を含めた3万7,832人が参加した。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフト、IBMなどを含む大企業もブースを出展し、出展数は過去最高となった。

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロは前年に続いてブースを出展した(2023年7月11日記事参照)。ブース内でカナダ企業との協業・連携を目指す日系企業と参加スタートアップのB2Bマッチングを実施した。コリジョン会期前後では、日系企業向けにカナダのイノベーションエコシステムに関する勉強会や、エコシステム関係者とのネットワーキングイベントを開催するとともに、トロント大学やトロント近郊のインキュベーターのVentureLABなどを訪問するエコシステムツアーも実施し、日系企業のオープンイノベーションへの取り組みを支援した。また、日系スタートアップ支援として、現地インキュベーターのDMZやトロント近郊のブランプトン市などと協働してピッチイベントをコリジョン会場内で開催し、日系スタートアップ7社が自社をアピールする機会を提供した。

参加した日系企業からは、「カナダの市場や人工知能(AI)分野の産学官連携のスキームについて、日米との比較の中で捉えることができた」「多くのスタートアップが出展する中、ジェトロのアレンジで、有望な企業と効率的に出会うことができた」などの声が聞かれた。

最終日の20日には、「本拠地以外でプレーする:国際市場でビジネスを展開するために」と題したパネルディスカッションが行われた。パネリストとして議論に参加したジェトロの河田美緒理事は新たな市場でのビジネス参入について、「異文化や異なる商習慣にどのように対応するかは、国によって大きく異なる。現地の支援機関が解決できる問題も多いので、ジェトロのような支援機関に相談してほしい」と会場のスタートアップに呼びかけた。

トロントでのコリジョン開催は今回が最後となる。2025年はカナダ・バンクーバーに会場を移し、「ウェブ・サミット・バンクーバー」として、2025年5月27~30日に開催される。

写真 ステージ上でのパネルディスカッション(ジェトロ撮影)

ステージ上でのパネルディスカッション(ジェトロ撮影)

(伊藤春香)

(カナダ、日本)

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