コロンボの11月のインフレ率は前年同月比マイナス2.1%、3カ月連続で物価下落(スリランカ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月16日 9時40分
スリランカ中央銀行(CBSL)は11月29日、2024年11月の最大都市コロンボの消費者物価指数(CCPI)上昇率(インフレ率、注)が前年同月比マイナス2.1%と発表した(添付資料図参照)。9月はマイナス0.5%、翌10月もマイナス0.8%と3カ月連続で物価下落となった。
今後の見通しについて中央銀行は、電気・水道料金や燃料価格などエネルギーの大幅な価格低減調整や変動幅の大きい食料品価格の低下により、デフレ状態が数カ月にわたり継続するとした。ただし中期的には、インフレ率がプラスに転じ、政府が掲げるインフレ率5%の目標値程度に回復するとみられている。さらに現地紙では、インフレ率の反転は、2025年6月以降となるとの見方が報道されている(12月2日「デイリーミラー」)。
(注)コロンボ・ベースのCCPIは基準年2021年=100としている。
(深津佑野)
(スリランカ)
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