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日本の2023年末時点の対外直接投資残高、アフリカは前年末比25%増の1兆1,391億円、中東は17%増の1兆590億円(日本、アフリカ、中東、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月6日 0時55分

日本の財務省は5月28日、2023年末時点の「直接投資残高(地域別・業種別)」(円貨ベース)を発表した。日本の対外直接投資残高は全体で前年末比11%増の288兆8,913億円、このうちアフリカは同25%増の1兆1,391億円、中東は同17%増の1兆591億円だった。

国別の対外直接投資残高は、米国向けが最大で、前年末比11%増の100兆8,639億円だった。中東アフリカでは、サウジアラビアが同5%増の5,960億円、南アフリカ共和国が同19%増の5,731億円だったほか、アラブ首長国連邦(UAE)は同50%増と大幅な伸びをみせ、2,841億円となった。

分野別にみると、サウジアラビアには化学・医薬(4,787億円)や金融(106億円)、南アには輸送機器器具(2,606億円)や卸売・小売業(719億円)、UAEには鉱業(924億円)や卸売・小売業(575億円)への投資残高が多い。また、アフリカ全体(南アを含む)では、金融保険業(2,080億円)、鉱業(1,890億円)、中東全体(サウジアラビア、UAEを含む)では、鉄・非鉄金属分野(934億円)への投資残高も多かった。

財務省によると、2023年末時点の日本の対内直接投資残高は31兆7,168億円で、このうち中東諸国からは776億円、アフリカ諸国からは249億円だった。

ドル建てでは南ア・UAEは増加、サウジアラビアは減少

ジェトロが円貨の公表値を日銀インターバンク・期末レートを踏まえて計算した2023年末のドル建て対外直接投資残高では、全体は前年末比2%増の2兆1,357億ドル、このうちアフリカは同14%増の約80億ドル、中東は同7%増の約75億ドルだった。ドル建てで見ると、南アは昨年末比7%増の約40億円、UAEは同33%増の約21億ドルと増加したが、サウジアラビアは同4%減の約41億ドルだった。日本の対外直接投資残高(ドル建て)や、日本から各国への直接投資額フローの推移(ドル建て)などの詳細はジェトロの「直接投資統計」を参照。

(井澤壌士)

(日本、アフリカ、中東、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、南アフリカ共和国)

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