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5月CPI発表、インフレ率は3カ月連続で1.6%に、住宅家賃の高騰顕著(サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 0時30分

サウジアラビア総合統計庁(GASTAT)が6月16日、2024年5月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比のインフレ率は3カ月連続で1.6%を記録した。部門の比重が大きい住宅関連価格が顕著に上昇したことが影響した。

部門別の上昇率をみると、住宅関連が前年同月比8.7%、外食・ホテルが2.5%、食品・飲料が1.4%だった。住宅関連のうち、特にアパート賃料が14.3%と大きく上昇した。これは、外国人労働者の流入やリヤドとジッダでの大規模な再開発計画による。直近1年間(2023年6月~2024年5月)のアパート賃料は、前年同月比10.3~14.3%上昇で推移し、住宅価格の上昇率を大きく上回る。また、外食・ホテルはフードサービス価格、食品・飲料は野菜価格の上昇がインフレ率の上昇につながった。

一方、インフレ率が下がった部門は、家具・住宅設備が前年同月比3.8%減、衣料・履物価格が4.0%減、運輸物価が2.4%減だった。特に、運輸物価については、自動車購入価格が4.1%減となり、全体として下落した。新車、中古車いずれも購入価格が下落している。

なお、インフレ率は2023年1月に3.4%とピークに達した後、名目実効為替レートの上昇により急速に減速している。

(井村文哉)

(サウジアラビア)

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