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ビザ申請用ウェブサイト「E-Visa」が運用停止(スリランカ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月9日 10時10分

添付資料PDFファイル(140 KB)

スリランカの最高裁判所は8月2日、査証(ビザ)申請用ウェブサイト「E-Visa」の運用を停止する暫定措置を発出した。現地NGOや観光分野の業界団体などがビザ発給システムを運用する委託企業の選定過程や査証申請システムによる混乱などを巡り、政府を相手取って最高裁に提訴していた。

「E-Visa」は2024年4月、従来利用されていた電子渡航認証(ETA)に代わって導入され、スリランカ移民局は観光、商用、トランジットなどの目的による入国者に入国前の申請を求めていた(2024年4月18日記事参照)。今回の措置に伴い、「E-Visa」のウェブサイトは8月2日午後5時以降停止されている。ただし、到着空港でのアライバルビザ取得や、渡航7日前までに各国のスリランカ大使館でビザを取得することは引き続き可能だ。

現地紙は「E-Visa」の運用委託先の選定過程で、従来ETAの委託先だったスリランカ・テレコム・モビテルが現在の委託先VFSグローバルよりも、ビザ発給費用で安価な価格を提示したにもかかわらず、後者が最終的に委託先に選定され、さらに、ビザ申請者が負担する手数料が引き上げられたと批判している(5月4日付「デーリー・ミラー」、5月5日付「サンデー・タイムズ」)。

2024年のスリランカの外国人観光客数は7月末時点で前年同期比56.0%増の119万8,059人となったが、3月以降増加幅が減少している(添付資料図参照)。

(大井裕貴)

(スリランカ)

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