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ジャパン祭りで日本産食材サポーター店をPR、日本食の人気を再確認(英国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月15日 1時15分

ロンドンのトラファルガー広場で10月6日、英国最大級の日本文化と食の祭典「ジャパン祭り」が開催された。寿司(すし)、ラーメン、たこ焼き、お好み焼きなどの日本食に加え、美濃焼などの伝統工芸品やアニメ関連商品など54のブースが出展された。

ジェトロはこの機会をとらえ、英国での日本産食材の利用拡大に向けて、海外における日本産食材サポーター店認定制度(注)で認定されているサポーター店を紹介するブースを出展した。

英国のサポーター店は2024年8月末時点で19店舗と、欧州の他国と比較しても非常に少ない状況だったが、ジャパン祭りでサポーター店マップを配布することをもって登録勧誘を行ったところ、ジャパン祭りまでに新たに35店舗の登録申請があった。

また、サポーター店マップの配布に加え、寿司、ラーメン、カツカレー、ギョーザ、天ぷら、うどん、和牛、おにぎり、抹茶、日本酒の10種類から好きな日本食を来場者にスタンプで回答してもらったところ、ブースに行列ができるほどのにぎわいとなった。

回答結果は、寿司とラーメンが年齢・性別を問わず圧倒的な人気だったが、日本の有名チェーンの進出で知名度を伸ばしているうどんも人気が高かった。また、英国のカツカレーはチキンカツが主流だが、ある来場者は「日本で食べたポークカツカレーもおいしかったのでまた食べたい」と話した。抹茶が好きと回答した女性は「抹茶はヘルシーというイメージがあって抹茶を売っているお店があったら必ず寄る」と答えた。また、用意した選択肢以外で、お好み焼き、たこ焼き、つけ麺、焼き鳥といった回答もあった。

英国での日本食人気は新たなステージを迎えており、2021年に進出した丸亀製麺が9店舗まで拡大しているほか、2024年に入ってからも、ゼンショー傘下のラーメン店の「壱鵠堂(いちこくどう)」、台湾などで成功を収めてきた和牛焼肉レストランの「Kanpai Classic」、吉野家傘下のラーメン店の「ばり馬」など日系のチェーンレストランの進出が続いている。

ジェトロとしては、こうした日本食人気の高まりに合わせて、サポーター店の登録推進・認知度拡大を通じて日本産食材の利用拡大を図っていく考えだ。

写真 ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロブースの様子(ジェトロ撮影)

写真 好きな日本食のアンケート結果(ジェトロ撮影)

好きな日本食のアンケート結果(ジェトロ撮影)

(注)日本産食材サポーター店認定制度とは、日本国外にある、日本産食材や酒類を使用/販売している、レストラン/小売店を「日本産食材サポーター店」として認定する制度。

(佐藤宏樹)

(英国)

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