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サンディエゴ酒フェスティバルで日本産水産物の商談会とプロモーションを実施(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月28日 0時5分

米国カリフォルニア州サンディエゴ市内で10月5日、「サンディエゴ酒フェスティバル(San Diego SAKE Festival)」が開催された。サンディエゴは、同州ロサンゼルスに次いで人口が多く、観光地としても人気が高い。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

このイベントは、南カリフォルニアで日本酒コミュニティの構築を目的に2016年に設立されたサンディエゴ酒クラブ(会員数:約5,000人)が主催。2016年の第1回は地元の日本酒ファン80人程度が集う小規模なイベントだったが、回数を重ねるごとにその規模は拡大し、8回目となる今回は、日本からの参加を含む36社が出展、来場者は約750人となった。

特に今回はジェトロと共催し、初めてBtoBの時間枠を設定し、レストラン、ホテル、小売店バイヤーなどの集客に力を入れた結果、65社169人の業界関係者が来場した。

写真 サンディエゴ酒フェスティバルの鏡割り(ジェトロ撮影)

サンディエゴ酒フェスティバルの鏡割り(ジェトロ撮影)

BtoBの時間枠で行われたジェトロによる日本産水産物商談会には、6社の水産事業者が参加。日本産のブリ、カンパチ、キチジ、キンメダイ、タチウオ、明太子、有明のりなどを現地のバイヤーにPRした。参加事業者からは、「近年、サンディエゴの日本食市場は拡大してきているが、このような商談会はなかったため、大変貴重な機会である」「地元有力ホテルバイヤーとのコネクションができたので、今後しっかりフォローしていきたい」などといった声が聞かれた。

写真 水産事業者がさまざまな日本産水産物を紹介(ジェトロ撮影)

水産事業者がさまざまな日本産水産物を紹介(ジェトロ撮影)

また、当日は、日本からの二枚貝の輸入が禁止されている米国市場向けの、メキシコで殻向きされた北海道産ホタテのプロモーションとして、地元人気シェフが考案した一口サイズのレシピ料理を来場者約400人に試食の提供を行った。試食した消費者の100%が味、食感ともに満足し、87%が自らホタテを購入したいと回答した。

写真 メキシコで殻剥きした北海道産ホタテをPR(ジェトロ撮影)

メキシコで殻剥きした北海道産ホタテをPR(ジェトロ撮影)

写真 人気シェフによるホタテレシピ(ジェトロ撮影)

人気シェフによるホタテレシピ(ジェトロ撮影)

次回のサンディエゴ酒フェスティバルは、2025年9月20日に開催される予定。

(和波拓郎)

(米国、日本)

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