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ネタニヤフ首相が米国でバイデン大統領、ハリス副大統領、トランプ前大統領とそれぞれ会談(イスラエル、パレスチナ、米国、イラン、レバノン、イエメン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月29日 15時10分

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は米国時間7月24日の米国連邦議会での演説後(2024年7月25日記事参照)、25日にジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領、26日にドナルド・トランプ前大統領とそれぞれ会談した。

イスラエル首相府によると、ネタニヤフ首相はホワイトハウスで行われたバイデン大統領との会談の冒頭、バイデン大統領の50年にわたる公務と、50年にわたるイスラエル国家への支援に対して感謝の意を表した。その上で、「バイデン大統領とこれから数カ月間、目の前に立ちはだかる大きな問題について取り組めることに期待している」と述べた。

ホワイトハウスによると、両首脳は、ガザ情勢や停戦・人質解放合意に関する進行中の交渉について詳細に協議した。バイデン大統領は、ハマスとの残された溝を埋め、できるだけ早く合意をまとめ、人質を帰国させ、ガザでの戦争に永続的な終結をもたらす必要性を表明した。またバイデン大統領は、ハマス、ヒズボラ、フーシ派を含むイランとその代理勢力によるあらゆる脅威に対するイスラエルの安全保障への米国の確固たる決意を再確認した。イスラエル首相府によると、両首脳は会談後、ホワイトハウスで米国人の人質の家族と面会した。

ネタニヤフ首相はその後、ハリス副大統領と会談した。ホワイトハウスによると、ハリス副大統領は、イスラエル国家とイスラエル国民の安全に対する長年の揺るぎない取り組みをあらためて表明する一方で、ガザでの民間人の犠牲者について懸念を表明し、ガザでの人道危機を緩和する必要性について議論した。また、過激派入植者の暴力や入植地の拡大など、ヨルダン川西岸の安定と安全を損なう行為についても懸念を表明した。

ハリス副大統領は会談後の記者会見で、戦争を終わらせるために停戦合意を成立させ、人質を帰国させるよう訴えた上で、イスラエルとパレスチナが「二国家解決につながる道筋を模索し続ける」と述べた。

ネタニヤフ首相とトランプ前大統領の会談は、7月26日にトランプ氏のフロリダの邸宅「マール・ア・ラーゴ」で行われた。会談の内容は公式には発表されていないが、「タイムズ・オブ・イスラエル」紙(7月26日)によると、トランプ氏は「(ハリス副大統領は)イスラエルに対して失礼だった」と指摘した。トランプ氏はガザでの戦争について言及し、「もしわれわれが勝てば、物事は非常にシンプルだ。全てはすぐに解決するだろう。もし勝てなければ、中東で大規模な戦争が起こり、第三次世界大戦になるかもしれない」と語った。

イスラエルとハマスの衝突の詳細についてはジェトロの特集を参照。

(中溝丘)

(イスラエル、パレスチナ、米国、イラン、レバノン、イエメン)

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