1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

アブダビでエネルギー産業展示会ADIPEC2024開催(アラブ首長国連邦、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月11日 15時0分

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで11月4~7日、世界最大級とされるエネルギー産業展示会ADIPEC 2024(Abu Dhabi International Petroleum Exhibition and Conference 2024)が開催された。アブダビ国営石油会社(ADNOC)が主催するADIPECは1984年以降、毎年開催されており、今回が40回目となり、30カ国のカントリーパビリオンや、54の大手国際石油企業・国営石油企業など2,200社以上の企業が出展した。

ADIPEC2024のテーマは「心をつなげ、エネルギーを変革する(Connecting Minds. Transforming Energy)」で、エネルギー転換を推進する人工知能(AI)の変革的役割を探り、金融、テクノロジー、グローバルサウス、若者の声から新たな視点を取り入れ、安全で公平で持続可能な未来を支援することを表明している。

開会式では、UAEのエネルギー・インフラ相のスハイル・アール・マズルーイー氏が、UAEは今後6年間で持続可能なエネルギー需要を満たすために、最大2,000億ディルハム(約8兆4,000億円、AED、1AED=約42円)を投資する計画があり、2050年までに経済を脱炭素化し、ネットゼロを達成することを目指していると述べた。

ADIPEC2024では「ENERGYai by ADONOC」というAIに特化したエリアが新設され、ADNOCが保有する80年分のデータを使用して構築されたエネルギー分野向けのAIソリューションのENERGYaiプラットフォームが披露された。ENERGYaiは、地震データの分析から日々の操業でのプロセス管理まで、既存のワークフローに継ぎ目なく統合され、効率改善と意思決定の加速を支援するとしている。ADNOCによると、このAIソリューションはADNOC全体で2023年に5億ドルの創出に貢献し、二酸化炭素(CO2)排出量も2023年だけで100万トン削減することに貢献したとしている。

また、ADIPEC2024では、日本の経済産業省主催によるジャパンパビリオンが設置され、日本企業8社・団体が出展し、水素やアンモニア、カーボンリサイクルなどに関する技術などが紹介された。2025年日本国際博覧会協会も出展し、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)をアピールした。

写真 ADIPEC2024のジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ADIPEC2024のジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 2025年大阪・関西万博を紹介(ジェトロ撮影)

2025年大阪・関西万博を紹介(ジェトロ撮影)

次回のADIPEC2025は、2025年11月3日から6日にかけて開催されることが発表されている。

(太田尭久)

(アラブ首長国連邦、日本)

外部リンク

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください