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深セン湾口岸と拱北口岸の出入境で「書類不要」レーンを試験的に運用開始(香港、マカオ、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月22日 14時0分

中国の国家移民管理局は11月15日、香港、マカオと中国本土の旅行者は、広東省深セン市と香港の間に位置する「深セン湾口岸」と珠海市香洲区とマカオの間に位置する「拱北口岸」の出入境セルフサービスゲート「ファストレーン」の一部で、渡航書類を提示することなく入境できる「書類不要」レーンを試験的に運用すると発表した。11月20日から開始した。

対象は、14歳以上で、中国本土の居住者で香港およびマカオの通行証を所持し、香港およびマカオへの数次の滞在、家族や親族の訪問、ビジネス、タレント、その他の香港・マカオの来港承認証を持つ中国本土の居住者と、香港およびマカオ居住者(非中国籍を含む)で中国本土の通行証を所持する者。出入境管理局による容貌、指紋などの情報収集に同意すれば、出入境書類を提示することなく、出入境検査場の「書類不要」レーンを利用することができる。ただし、公務目的の出入境書類を所持する中国本土の居住者は、「書類不要」レーンを利用することができない。

中国本土の居民者は香港およびマカオに入境する際は証明書の確認が必要となり、香港およびマカオの居住者が中国本土に入境する際は滞在先などを示す証明書により居留・停留、旅行などの手続きを行う必要があるため、中国本土、香港、マカオを往来するすべての者は、有効な出入境証明書類を携帯する必要がある。

(松浦広子)

(香港、マカオ、中国)

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