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日本産食品商談会開催、目新しいモノ、ホンモノに高い関心(ブラジル、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月22日 0時35分

ブラジルのサンパウロ州サンパウロ市で、日本産食品に特化したBtoB商談会第1回「ふるさといいもの展」が7月12~14日に開催された(注)。同商談会は、サンパウロ市で開催された世界最大級の日本祭り「Festival do Japão」の併催事業として開催され、40都道府県から100を超える企業・団体などが参加し、酒類、水産物、調味料など300を超える日本産食品を紹介した。ブラジルの輸入業者、流通業者、レストラン関係者などを中心に850社以上が会場を訪れ、活発な商談などが行われた。

商談会では、いまだブラジル市場に輸入されていない商品が多数紹介された。会場を訪れたバイヤーからは「これまでブラジル市場になかった魅力的な商品が多く、ワクワクした」「ぜひ自社でも輸入に取り組んでみたい」といった声、レストラン関係者からは「ぜひ、自分のレストランでも使いたい。ブラジルにない調味料や食材も数多くあり、インポーターに輸入を働きかけたい」など前向きなコメントが多く寄せられた。

会期中、日本酒や茶、菓子など、以前から人気の高い品目に加え、これまでブラジルにあまり入ってきていない水産物や、日本の果実を使ったジュース、ウイスキーやジンなど日本酒以外の酒類などにも注目が集まった。また、日本米への引き合いなどもあったという。日本食人気が高まりを見せるブラジルにおいて、「目新しいモノ」や「ホンモノ」に対するニーズが強く表れた商談会となった。

現地日系人が活躍、日本の出展者を手厚くサポート

同イベントの開催に当たり、現地日系人の都道府県人会が、会期前から地元の商品を個別にPRしたり、ブラジルに不慣れな出展者の滞在を支援したりと、日本からの関係者をさまざまなかたちでサポートした。出展者からは「非常に熱心に対応していただき、感謝しかない。日本語で対応いただける国はブラジルしかいない」と日系社会への感謝の声が多く聞かれた。日伯関係のさらなる発展の面でも大きな貢献があったイベントとなった。

写真 「ふるさといいもの展」で発表する熊本県の出展者(ジェトロ撮影)

「ふるさといいもの展」で発表する熊本県の出展者(ジェトロ撮影)

写真 「ふるさといいもの展」出展商品の陳列(ジェトロ撮影)

「ふるさといいもの展」出展商品の陳列(ジェトロ撮影)

(注)ブラジル日本都道府県人会連合会(KENREN)、農林水産省、ジェトロが主催、国際協力機構(JICA)などが協力した。

(井上徹哉)

(ブラジル、日本)

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