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ジェトロ、「CHINA AID 2024」にジャパンパビリオン出展(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月25日 0時50分

ジェトロは、61315日に上海市で開催された中国最大規模の高齢者向け介護などの関連展示会「CHINA AID 2024」にジャパンパビリオンを設置した。認知症の介護サービスや関連商品、リハビリ機器を中心とした介護福祉用具分野の日本企業28社が出展し、商談を行った。中国の65歳以上の高齢者人口は2023年末時点で21,676万人に達しており、高齢化の進行に伴って社会的な対応が求められている。

ジャパンパビリオンは「リハビリ医療」「認知症関連サービス・商品」「介護サービス」「その他ヘルスケア関連商品」の4つの展示エリアに分け、体験ゾーンを設置した。その中でも「リハビリ医療」エリアで展示した治療用電気刺激装置や低周波治療器は、社区(コミュニティー)介護と在宅介護を主とする中国の介護モデルへの適合性が高く、問い合わせが多数寄せられた。「認知症関連サービス・商品」エリアでは、認知症対応の介護施設や、認知症介護の専門人材育成など多様なサービスを紹介した。ほかにも、中国ではあまり見られないツナギパジャマや自動ラップポータブルトイレ、ウエットタオル、ドライシャンプー用手袋など、認知症介護に役立つ便利なグッズに、来場バイヤーの関心が寄せられた。

出展企業からは、「普段は関わりのない企業や施設と連絡先を交換することができ、次につなげることができた」「バイヤーとのコミュニケーションで新たな情報を入手し、マーケティングの手法を考え直すことができた」といったコメントがあった。バイヤーからは、「多くの日本産商品を実際に体験することができ、商品の機能性をよく理解できた」との声が寄せられた。

今回の「CHINA AID」には世界16カ国・地域から約450社が出展しており、出展面積は46,000平方メートル、来場者は延べ57,000人で、過去最大規模となった。日本からの出展社数は全体で80社近くに上った。中国の60歳以上の高齢者の中で、認知症患者は1,507万人に達しており、認知症支援の必要性が高まっている。こうした中で、認知症関連サービスや商品を提供する日本企業にとって、中国市場への参入は大きなチャンスとなると考えられる。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 展示品を体験する来場者(ジェトロ撮影)

展示品を体験する来場者(ジェトロ撮影)

写真 展示品を説明する出展者(ジェトロ撮影)

展示品を説明する出展者(ジェトロ撮影)

(王暁静)

(中国、日本)

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