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英担当政務次官、韓国情勢に深い懸念表明、平和的な解決を要請(英国、韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月4日 13時35分

英国のキャサリン・ウエスト政務次官(インド太平洋担当)は12月3日、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が突如「非常戒厳」を宣布した韓国の状況(2024年12月4日記事参照)に関して声明を発表し、情勢について深い懸念を示した。その上で、現地の英国大使館が状況の進展を引き続き監視しており、韓国当局とも連絡を取っているとした。さらに、韓国の憲法や法律に従って状況の平和的な解決を求めるとした。韓国に滞在する英国人に対しては外務・英連邦・開発省の渡航勧告を注視して従うよう呼びかけた。

今回の状況に関し、スカイニュース(12月3日付)は王立国際問題研究所(チャタムハウス)のエドワード・ハウエル氏のコメントを掲載した。ハウエル氏は尹大統領が最も極端な選択肢を最初に取ったとし、「尹氏がこの段階で(戒厳令を宣布した)真の背景はわからない」とした。その上で、韓国から北朝鮮派の排除に関する尹氏の発言はあったものの、それ以上の理由があるはずだとコメントしている。ハウエル氏は尹大統領の支持基盤は現在不安定になっており、野党がその状況を利用してくるだろうと付け加えた。

(山田恭之)

(英国、韓国)

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