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サウジアラビア、アゼルバイジャン含む4カ国が共同実行プログラムに署名、再生可能エネルギー開発などへ(サウジアラビア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月25日 1時5分

アゼルバイジャンのバクーで開催された国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)(2024年11月12日記事参照)に、サウジアラビアからはアブドゥルアジーズ・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード・エネルギー相がサウジアラビア代表団を率いて参加した。

サウジアラビアのCOP29への参加は、気候変動問題に対する世界的なイニシアチブを強化する取り組みの一環で、幅広い技術を通じて排出量を削減することを目的とした、包括的かつ実践的なビジョンに基づくもの。また、「サウジアラビア・グリーン・イニシアチブ(Saudi Green Initiative:SGI)」や「中東グリーン・イニシアチブ(2022年11月9日記事参照)」といった政策を通じて、排出量の削減・管理、再生可能エネルギーの利用促進、植生被覆率の拡大などを目指し、「ビジョン2030」で定められた持続可能な開発目標の達成に貢献している。

COP29のサイドラインとして、サウジアラビア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタンの4カ国は、再生可能エネルギー開発と送電分野における協力強化のための共同実行プログラムに署名した。同プログラムは、再生可能エネルギーを活用した地域送電網相互接続プロジェクトを評価する戦略的パートナーシップの確立に重点を置き、エネルギーインフラの効率を改善し、再生可能エネルギー・プロジェクトの参加国の国内送電網への統合を目指している。専門家間での知識共有、専門会議やセミナーの開催、各国間の緊密な協力関係を強化するための共同作業セッションの開催など、情報や専門知識を交換するメカニズムを採用することにも合意した。今回の調印は、サウジアラビアとカザフスタン間で2023年6月12日にリヤドで調印されたエネルギー分野における2国間覚書、および2023年5月24日にリヤドでアゼルバイジャンと、2022年8月17日にジッダでウズベキスタンと調印された2つのエネルギー協力協定の実施の一環だ。

サウジアラビアは、経済成長と持続可能性を達成するための重要な要素としてエネルギー安全保障の重要性を強調し、天然資源を利用する各国の主権を尊重しつつ、再生可能な資源と伝統的な資源を包括するクリーンエネルギーへの投資を目指している。

COP29に関する情報はジェトロビジネス短信特集「COP29に係る各国の反応」も参照。

(平田若菜)

(サウジアラビア、アゼルバイジャン、カザフスタン、ウズベキスタン)

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