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韓国の自動車用部品製造シンソン・ペトロケミカル、米ジョージア州に製造施設新設(米国、韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月1日 0時50分

米国ジョージア州のブライアン・ケンプ知事(共和党)は9月25日、韓国の自動車部品サプライヤーのシンソン・ペトロケミカルが同州トゥームス郡に製造施設を新設すると発表した。1,120万ドルを投じ、30人以上の新規雇用創出を見込む。

1974年に設立されたシンソン・ペトロケミカルは、自動車用シーリング材などの製造を専門とし、韓国、インド、米国、メキシコ、ブラジルに拠点を置く。同社によると、シーリング材は韓国市場で40%、国際市場で7%以上のシェアを占める。同社の製品は、現代自動車グループが同州ブライアン郡に建設中のメタプラント・アメリカ(HMGMA)(2022年5月23日記事参照)をはじめ、同グループに供給される見込みで、2025年内の完工を予定している。

ケンプ知事は「2023年度に発表された各社の事業拡張や新拠点設立は、83%が地方のもので、トゥームス郡のような地域社会で勤勉に働くジョージア州民に1万8,300人以上の新規雇用と125億ドル以上の投資をもたらしている」と述べ、シンソン・ペトロケミカルの進出を歓迎した。また、同社のチャン・ウー・パーク最高執行責任者(COO)は「ジョージア州の自動車サプライヤーネットワークに加わり、近隣の企業に接着剤やシーリング材を提供できることを楽しみにしている」と語った。

2022年5月に現代自動車グループがHMGMAの建設を発表して以降、韓国の自動車部品サプライヤーの同州への進出が相次いでいる。同州経済開発局の発表によると、7月時点でHMGMAのサプライヤーは、州内11郡で27億ドル以上の設備投資と約6,900人の雇用創出を発表しており、当初予想されていたサプライヤーによる追加投資10億ドルの2倍以上となる。

なお、現代自動車グループは2024年6月18日、HMGMAが2024年第4四半期(10~12月)から稼働し、同社の電気自動車(EV)の2025年型「アイオニック5」を生産する予定と発表している。

(横山華子)

(米国、韓国)

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