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ドバイ・フィンテック・サミット開催、世界的金融ハブへの成長を視野に(アラブ首長国連邦)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月16日 0時35分

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで56日から7日にかけて、「ドバイ・フィンテック・サミット(DFS)」が開催された。今回で2回目の開催となるDFSは、ドバイ国際金融センター(DIFC)が主催し、2日間で118カ国から8,000人以上が会場を訪れた。

写真 フィンテック関連企業が多数出展(ジェトロ撮影)

フィンテック関連企業が多数出展(ジェトロ撮影)

DFSの会場には、スタートアップを含むフィンテック関連企業やブロックチェーン企業などが200社以上が出展したほか、政府関係者や政府高官など各国の政策立案に携わる関係者や投資家などが多く来場した。選抜されたスタートアップ15社によるピッチイベントも行われ、総額925万ドル以上の投資機会を獲得した。また、パネルセッションも複数実施され、規制と技術進歩の整合性に関するパネルディスカッションには日本の金融庁も登壇した。

写真 規制と技術進化の整合性について活発に意見交換(ジェトロ撮影)

規制と技術進化の整合性について活発に意見交換(ジェトロ撮影)

DFSを主催したDIFCは、ドバイの代表的な金融フリーゾーンを運営している。世界中から金融機関が多く集積するDIFCは金融ハブとして成長しており、日系企業もDIFCに多数拠点を構える。ドバイ首長国政府は、2033年までの経済成長に関する10カ年計画(D33)において、世界の金融ハブのトップ4に入ることを制定している(2023年2月16日記事参照)。暗号資産に関する規制当局である「バーチャル資産規制局(VARA)」を発足させるなど(2022年12月28日記事参照)、先駆的な取り組みを行い、金融・イノベーション分野における人や技術を読み込む環境の整備を進めている。金融分野のハブとして世界中とつながる場を提供し、東と西のゲートウエー・世界市場の結節点としての発展を目指す。

(清水美香)

(アラブ首長国連邦)

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