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2023年GDP成長率は5.6%、農業が牽引(ケニア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月12日 0時30分

ケニア国家統計局(KNBS)は5月20日、「エコノミックサーベイ2024」を発表した。2023年の実質GDP成長率は5.6%だった。特に2022年はマイナス成長だった農林水産業が好天に恵まれ、2023年は6.5%成長を記録した。そのほか、情報通信(9.3%)、運輸(6.2%)、金融・保険(10.1%)、不動産(7.3%)、宿泊・外食(33.6%)も好調だった。主要な産業では、鉱業が唯一のマイナス成長で、6.5%の大幅減だった。チタンやソーダ灰などの生産が減少したことが主な理由だ。製造業は2.0%の成長にとどまった。

農業では、メイズの生産量が4,760万袋で、前年比38.8%増だった。耕作地の拡大や政府による最低価格保証、天候の改善、補助金による肥料へのアクセス拡大などが要因だ。園芸作物〔花卉(かき)、野菜、果実〕の輸出も9.9%増の43万200トン、茶の生産量も6.6%増の257万7,800トンだった。特に園芸作物では、アボカドの生産が重量で82.4%増の80万5,500トン、金額で91.4%増の241億1,190万シリング(約289億3,428万円、1シリング=約1.2円)となるなど、存在感が高まっている。一方で、砂糖きびは36.4%減の555万6,100トン、コーヒーは6.2%減の4万8,700トンだった。

(佐藤丈治)

(ケニア)

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