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ウズベキスタン下院選で与党勝利(ウズベキスタン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月6日 10時35分

添付資料PDFファイル(114 KB)

ウズベキスタンで10月27日、国会(オリー・マジリス)の下院(立法議会)選挙が行われた。中央選挙管理委員会が31日に発表した結果によると、投票率は74.7%で、前回2019年の71.1%を上回った。与党の自由民主党が議席数を伸ばしたことで、国民が現状の政治路線を支持する結果となった。

今回の選挙では初めて比例代表制が導入され、小選挙区比例代表並立制で実施された。150議席のうち75議席は政党への投票に基づいて選出される比例代表制、75議席は小選挙区制で選出された。

比例代表制による各政党の得票率では、与党の自由民主党34.7%、民主党「民族復興」18.7%、人民民主党17.3%、社会民主党「公正」16.2%、エコロジー党13.3%だった。同国では比例代表制で下院の議席を獲得するための基準が投票数の7%のため、選挙に参加した5政党で全ての議席を獲得したことになる。

小選挙区での結果を含めると、自由民主党は前回の53議席から64議席に増やし、5政党中最多となった。民主党「民族復興」は36議席から29議席に減らし、減少数が最も多かった(添付資料表参照)。

この両党は下院の意思決定で議席の過半数(以前は59.3%、現在は62%)を確保する連立与党を形成している。過去には例えば、2022年5月に憲法改正問題を両院協議会に提出した時のように、両党はしばしば手を組んだ。

自由民主党は2023年の大統領選挙で現職のシャフカト・ミルジヨエフ大統領を公認した政党だ。同党の勝利により、国民は現政権の路線を信任したと言える(2023年7月12日記事2021年10月26日記事参照)。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン)

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