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トランプ次期政権人事に支持が反対をおおむね上回る、米世論調査(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月21日 13時55分

米国のドナルド・トランプ次期大統領は次々と新政権の人事を発表している。最近の世論調査では、大方の要職人事への支持が反対を上回っていることがわかった。

経済誌「エコノミスト」と調査会社ユーガブは11月21日、次期政権の人事などに関する世論調査結果(注1)を発表した。それによると、要職人事への「支持」「反対」の割合は次のとおり。

保健福祉長官:ロバート・ケネディ・ジュニア氏(環境派弁護士):支持48%(共和党支持者78%、無党派層41%、民主党支持者23%)、反対36%
国務長官:マルコ・ルビオ上院議員(共和党、フロリダ州):支持46%(79%、37%、23%)、反対30%
国家情報長官:トゥルシ・ギャバード元民主党下院議員(共和党、ハワイ州):支持42%(78%、28%、19%)、反対33%
国防長官:ピート・ヘグセス氏(元軍人):支持38%(70%、26%、16%)、反対34%
司法長官:マット・ゲーツ下院議員(共和党、フロリダ州):支持37%(69%、24%、19%)、反対39%

ゲーツ氏を除いて、「支持」が「反対」を上回る結果だった。ゲーツ氏は、麻薬使用や賄賂などの疑惑を抱えており、議会上院での承認が難しいともいわれている。民主党支持者の支持率はおおむね低く、ケネディ氏、ルビオ氏への支持率は2割に達したが、その他の各氏は2割を下回った。

ハーバード大学米国政治研究センターとハリス・インサイト・アンド・アナリティクスが11月に実施した世論調査(注2)によると、トランプ氏への投票のきっかけを聞いたところ、「トランプ氏とカマラ・ハリス氏の討論会」(36%)、「(トランプ氏が)銃撃に遭い、ファイトと叫んだこと」(32%)、「チップを非課税にすること」(32%)、「ジョー・バイデン大統領がトランプ氏への投票者を『ごみ』と呼んだこと」(27%)、「副大統領候補(民主党ティム・ウォルズ氏と共和党J.D.バンス氏)の討論会」(26%)が上位に挙がった。

また、トランプ次期政権に期待することとして、「インフレ・価格上昇を収束させる」が68%と最も支持率が高く、「米国経済の再活性化」(43%)、「米国の価値観の復活」(42%)、「世界中で強く、安全で、恐れられる米国の再構築」(41%)が続いた。

(注1)実施時期は11月17~19日、対象者は全米の成人1,595人。

(注2)実施時期は11月13~14日、対象者は全米の登録有権者1,732人。

(松岡智恵子)

(米国)

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