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回転ずしの「スシロー」、中国初の回転レーンのデジタル化導入(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月6日 0時0分

回転ずしチェーン「スシロー」を運営するFOOD & LIFE COMPANIESは7月27日、中国・天津市の地下鉄和平路駅近くの商業施設「天河城」内に、スシロー天津天河城店をオープンした。同店舗は中国初となる各テーブル席に設置した大型のデジタルビジョンとレーンを融合させたシステム「デジロー(デジタル スシロービジョン)」を導入している。天津では5月の天津大悦城店(2024年5月22日記事参照)、6月の西青大悦汇店に続く3店舗目となる。

「デジロー」は、回転ずし事業を創業してから40周年を迎える2023年に初めて日本の3店舗に導入された。大画面上で回転ずしが流れ、直接オーダーできるほか、すしに対するこだわりの情報やゲーム体験ができるなど、今までと異なる店舗体験を楽しめる。スシローはアジアを中心に日本を含めて8カ国・地域で店舗を展開しているが、海外ではデジタル先進国の中国にいち早く導入した。タッチパネルの言語は中国語、日本語、英語、韓国語に対応している。スシローの北京現地法人の北京寿司郎餐飲の松田一成董事総経理は「『デジロー』は回転ずしの楽しさをバーチャルに表現している。デジタル化が進む中国で受け入れてもらいやすいシステムと考えている。まずは天津天河城店から、新たなサービスの提供を通じて日本のすし文化を発信し、お客さまのご意見を聞きながら、今後の展開について検討していきたい」と意気込みを示した。

開店当日は約100組の客の行列ができ、待ち時間は約60分だった。会社帰りに同店で食事をしていた男女3人組は「QRコードで注文することには慣れているが、大画面からすぐに注文できるのはとても便利だ。特に若者には受け入れられやすいと思う」「従来のレーン上をすしが回るのではなく、デジタル画面で商品が流れており、楽しみながらすしを選び、食べることができるので、とても良い」と話した。

写真 大型のデジタルビジョンとレーンを融合させた「デジロー」(ジェトロ撮影)

大型のデジタルビジョンとレーンを融合させた「デジロー」(ジェトロ撮影)

写真 天津天河城店のオープン当日の様子(スシロー提供)

天津天河城店のオープン当日の様子(スシロー提供)

(山本諭)

(中国)

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