家具、インテリア、装飾品の展示会「INDEX Dubai2024」開催（アラブ首長国連邦）

アラブ首長国連邦（UAE）のドバイで6月4～6日、中東地域で最大級のインテリアデザイン展示会「INDEX Dubai 2024」が開催された。インテリアデザインがテーマで、家具や照明器具、インテリア雑貨といった分野を中心に、世界各国から500社以上の出展があり、1万5,000人以上が来場した。

INDEXの外観（ジェトロ撮影）

国別ではトルコ、イタリア、フランス、韓国、タイなどが国別パビリオンを出展した。

国別の出展企業数では、中国85社、香港31社、イタリア31社、トルコ31社、インド30社などとなっており、中国・香港からの出展が全体の5分の１以上を占めた。

トルコ企業の出展ブース（ジェトロ撮影）

日本企業では、全国タイル工業組合の組合員12社が共同出展した。出展企業の1社のTNコーポレーションの林敦司代表取締役は「UAEでは日本のタイルはほとんど市場にないことから、市場調査を兼ねて、トライアルで合同出展した。実際に出展することで、来場客から価格帯やニーズなどの生の声を聞くことができ良かった。また、出展社の多くが可能性を感じたので、規模を少し広げたかたちで、次回も出展することを決めた」と話していた。

日本企業の出展ブース（ジェトロ撮影）

同展示会の主催者のディーエムジー・イベンツによると、湾岸協力会議（GCC）加盟各国のインテリアデザイン・サービス市場は2029年まで毎年8.47％成長し、184億1,000万ドルに達すると予測されている。また、同展示会にも出展し、UAEを拠点に130年以上の歴史を持つ大手の窓・壁装飾品の製造、設計、設置企業、セダーグローバル・インテリアズは、2024年の410億ドルから2029年には504億ドルにまで成長すると予測されているUAEの急成長する建築市場への参入を目指しているという。

（和田梅花）

（アラブ首長国連邦）