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KLP48発足イベント、クアラルンプールで開催(マレーシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月6日 0時5分

添付資料PDFファイル(230 KB)

アイドルグループAKB48の海外姉妹グループとして、マレーシアの首都クアラルンプールを拠点に活動するKLP48(注1)の発足イベントが7月27日、同市内で開催された。イベントでは、KLP48の第1期生メンバー13人が紹介され、AKB48海外姉妹グループのライセンス事業を手掛ける日本法人Superballの代表取締役の寺田成昇氏、同社からKLP48のライセンスを受けるマレーシア企業48エンターテインメント(48 Entertainment)のディレクターのイップ・ジュンフエイ氏、アーティストマネジャーのサラ・ザキ氏が参加し、メディアの質問に答えた。

イップ氏はグループ発足の経緯について「マレーシアの魅力は、民族・言語の多様性や日本の曲がよく知られていること。アジアの中心にある国として、マレーシアはもちろん、他のアジアの国や世界の人々にファンになってもらえるよう活動を広げていきたい」と説明した。

写真 グループ発足の背景を説明するイップ氏(ジェトロ撮影)

グループ発足の背景を説明するイップ氏(ジェトロ撮影)

寺田氏は「マレーシアではアイドル文化はそこまで根付いていないので、KLP48の活動を通じてファンコミュニティーを形成していくことが重要で、アイドルとともにファンも成長していけるのが楽しみだ」と話し、活動を通してマレーシアで事業展開する日本企業との連携にも意欲的だ。

イベントに参加したメンバーは「マレーシアで初めての48グループで、メンバーの国籍も言語も性格も多様で個性あふれるグループだ。マレーシアの国自体も多様性に富んでいる。そんなマレーシアの良いところも、グループの良いところも表していきたい」と意気込みを語った。

写真 記者の質問に答えるメンバー、全員が自己紹介にマレー語を交えた(ジェトロ撮影)

記者の質問に答えるメンバー、全員が自己紹介にマレー語を交えた(ジェトロ撮影)

写真 イベントでパフォーマンスを披露するメンバー(ジェトロ撮影)

イベントでパフォーマンスを披露するメンバー(ジェトロ撮影)

米国の調査会社スタティスタ・マーケット・インサイトによると、マレーシアの2024年のデジタルミュージック(注2)売上額は5,240万ドルで、ASEAN全体に占めるシェアは6.6%程度。音楽イベントの売上額は4,195万ドルで、同8.5%程度と予測されており、市場としては決して大きくはない(添付資料表参照)。一方、2023年に日本の外務省が実施した「ASEANにおける対日世論調査」によると、「日本に対して抱いているイメージ」(複数回答)では、43%が「アニメ、ファッション、料理など新しい文化を発信する国」と回答し、また「日本に関してもっと知りたいと思う分野」(複数回答)では、51%が「文化(伝統文化、ポップカルチャー、和食など含む)」と回答するなど、日本のポップカルチャーへの関心の高さがマレーシアの特徴と言える。

寺田氏は「今後、マレーシアの文化と日本のアイドル文化を組み合わせたオリジナルソングも計画していきたい。また、KLP48はメンバーの多様性が特徴の1つでもあるので、マレーシア以外にも活動を広げていければと思う」と述べた。

(注1)構成メンバーの出身国・地域はマレーシアを中心に、日本、インドネシア、香港。

(注2)デジタルミュージックは、ミュージックストリーミング、ダウンロード、ポッドキャスト、ミュージックストリーミング広告を含む。

(都築佑樹、林燕児)

(マレーシア)

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