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イランとロシア、包括的戦略的パートナーシップ協定に署名(イラン、ロシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月21日 9時50分

イランのマースード・ペゼシュキヤーン大統領は1月16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の招待を受け、モスクワを訪問した。この訪問では、両国大統領が2国間関係、地域問題、国際問題などについて話し合い、両国の包括的戦略的パートナーシップ協定に署名した。

ペゼシュキヤーン大統領は、同協定がイランとロシアの協力関係を強化し、ユーラシア経済連合(EAEU)の能力を活用して交流レベルを向上させるものとした。さらに、過激主義やテロリズムとの戦いでの協力強化についても触れ、同協定の重要性を強調した〔1月18日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。

これに対してプーチン大統領は、イランとロシアの経済交流の速度は増しており、その中でエネルギー分野が2国間関係の最も重要な部分とみなされていると述べた。

また、次回のイラン・ロシア合同協力委員会が、2025年前半にモスクワで開催される予定であることも発表された(1月18日付IRNA)。

このほかに、大統領に同行したイラン中央銀行のモハンマド・レザー・ファルジン総裁は、イランとロシア間の通貨協定により、両国の貿易における銀行間取引の問題が解消されると述べた。同氏はまた、イランとロシアのデジタルマネーが経済交流を活性化させるとした(1月18日付IRNA)。

ペゼシュキヤーン大統領のロシア訪問中、アッバース・アラーグチー外相は両国の間での包括的戦略的パートナーシップ協定の詳細について説明し、同協定により今後、経済、政治、文化の分野で協力が容易になり、観光、貿易や輸送を含む多くの経済分野での協力が期待されると述べた。また、今回の協定は経済部門を中心としているものの、ほかにも、観光、貿易、輸送、文化、科学、司法、法律、通信など多くの分野を網羅していると述べ、両国関係のほぼすべての側面をカバーしているとした(1月18日付IRNA)。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、ロシア)

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