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山東省最大規模の日中ビジネス交流会「対話山東」、省都・済南市で開催(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月19日 0時20分

中国の山東省政府、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)、ジェトロが共催する、山東省にとって最大規模の日中経済交流イベント「対話山東-日本・山東産業協力交流会」(以下、交流会)が7月31日に山東省の省都・済南市で開催された。

海を隔てて日本や韓国に面する山東省は、従来から日本との関係を重視しており、交流会もそのような背景により2020年から毎年開催されている。5回目となる今回は、新型コロナウイルス関連の防疫規制緩和を受け、済南市で初めてのリアルメインでの開催となった。2022年までは上記規制の影響でオンラインを併用して開催していたところ、2023年は上記の規制緩和により移動面の利便性が高まったことを受け、初の日本でのリアル開催を実現していた(2023年10月19日記事参照)。今回の交流会には、日中合わせて約800人が参加した(登録ベース)。

今回の交流会には、山東省の林武書記、周乃翔省長の両氏がともに出席した。林書記が冒頭あいさつを行い、同省においてハイレベルの対外開放を深化させ、引き続き山東省と日本が低炭素・グリーン産業などにおいて共に発展する機会を生かし、互恵関係のレベル向上を実現させることを望む、と述べた。同じく主催者であるジェトロの石黒憲彦理事長も現地でリアル参加し、山東省の第一次産業・第二次産業・第三次産業全般における幅広い産業の規模・厚みに基づく新たな日中ビジネス連携の可能性や、山東省進出日系企業におけるビジネス環境面での要望などに言及した。

交流会では、山東省発展改革委員会による日本と山東省の提携に関するプロモーションや、大阪府による大阪・関西万博などのPR、山東省CCPITによる同万博中国館で開催される山東ウィーク(2025年7月29~31日開催予定)の紹介、各種プロジェクトの調印式、マッチング交流会、といった一連の行事が盛況のうちに開催された。マッチング交流会は、環境保護・省エネ分野と高齢者産業分野でそれぞれ開催され、合わせて日本企業(在中国日系企業を含む)34社、中国企業延べ約220社が参加した。うち、高齢者産業分野の交流会は、翌日の8月1日に同じく山東省の都市である日照市においても開催された。同市の交流会では、参加した日本企業と同市の高齢者施策を所轄する民生局との意見交換や、現地の中国企業23社との交流が実施された。

写真 「対話山東」会場の様子(ジェトロ撮影)

「対話山東」会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 済南市での高齢者産業交流会の様子(ジェトロ撮影)

済南市での高齢者産業交流会の様子(ジェトロ撮影)

(吉川明伸)

(中国)

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