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米プラグアンドプレイ、フロリダ州ネオシティーで第1期プログラム支援企業のピッチイベント開催(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月28日 14時40分

米国発のアクセラレーター、プラグアンドプレイは1024日、米国フロリダ州オセオラ郡ネオシティーで、プラグアンドプレイ・ネオシティーが実施する第1期プログラムの支援スタートアップによるピッチイベントを開催した。

ネオシティーは同州中央部オーランド近郊の研究拠点都市で、スマートセンサーやフォトニクス、光学などの分野を中心に、イノベーションの震源地を目指して、建設が進められている(2024年4月12日付地域・分析レポート参照)。プラグアンドプレイは328日、プラグアンドプレイ・ネオシティーの開設イベントを実施し、特に設計、製造工程、パッケージング、相互接続、半導体材料などに焦点を当て、半導体関連のスタートアップを支援している(2024年4月4日記事参照)。

今回のイベントでは、ベルギーの半導体研究機関imecの米国拠点社長のラジ・ジャミー氏が基調講演を行ったほか、セントラルフロリダ大学、スカイウオーター・テクノロジーなどオーランド地域の半導体関係者によるパネルディスカッションも行われた。その中でスカイウオーター・テクノロジーのアラン・ハフマン部長が米国の半導体産業の今後の課題として労働供給を挙げたが、セントラルフロリダ大学のグレース・ボヘネク教授は「ネオシティーアカデミー(注)、バレンシアカレッジ、セントラルフロリダ大学という人材供給のパイプラインが整備されていることがネオシティーの強み」と述べた。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

その後、米国やスイス、韓国などからプログラムに参加したスタートアップ16社によるピッチが行われたほか、会場内に設置された各社ブースで、来場したベンチャーキャピタル関係者などと商談を行った。

写真 スタートアップによるピッチ(ジェトロ撮影)

スタートアップによるピッチ(ジェトロ撮影)

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

プラグアンドプレイのコーポレートパートナーシップ部のヨハネス・ロット部長は「ネオシティーにはクリーンルームなど実証試験に利用できる施設があり、スタートアップにとって良い環境で、実際に拠点設立を検討しているスタートアップもある」「新たな施設の建設計画もあると聞いており、ネオシティーの将来に期待している」と述べた。

なお、ジェトロは10月15日、米国フロリダ州中央部のオーランド地域に、日本企業の投資環境視察ミッションを派遣し、ネオシティーも訪問した(2024年10月21日記事参照)。

(注)9~12年生までの生徒(日本の高校1~3年生に相当)を対象とし、STEM(科学・技術・工学・数学)教育に力を入れている公立学校。

(檀野浩規)

(米国)

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