1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

快適な移動の提供と雇用創出を、日系レンタカー会社に聞く(バングラデシュ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月8日 0時25分

バングラデシュは人口1億7,000万と、内需の観点からも大市場として日本企業からの関心が高い。日系企業の進出が続き、ダッカ日本商工会の会員は過去最高の146社(2024年9月末時点)となっている。現地日系企業をメインターゲットに、レンタカーサービスを展開しているグロース・カーズ・アンド・ソリューションズ・バングラデシュ(Growth Cars and Solutions Bangladesh)の塚原康彰代表取締役社長に現状を聞いた(インタビュー:10月2日)。概要は次のとおり。

(問)貴社のサービス内容や特徴は何か。

(答)マンスリーやデーリーでの運転手付きレンタカーサービスをメインに、ドライバー派遣、顧客の車両やドライバーに対するコンサルティング業務などを行っている。当たり前が当たり前にいかない当地で、ドライバーへの徹底した教育と独自の運用体制により、お客様に余計なストレスを感じさせない「移動時間」を提供している。

(問)政変後のビジネス状況は。

(答)マンスリーでご利用頂いているお客様の中には、一時退避されることはあったものの、バングラデシュでのビジネスから撤退するような動きは見られていない。一時退避されていたお客様も、現在はすでに当地に戻られている。公務員採用による特別優遇枠のクオータ制度を巡る学生デモが活発化した7月後半ごろから8月中は出張者が減ったため、デーリーでのレンタカー予約はキャンセルが相次いだが、9月半ばごろから徐々に出張者の問い合せも戻ってきている。

(問)ビジネスの見通しとバングラデシュへの期待は。

(答)日系企業の進出という点では、当初想定された時期から遅れても、大きな影響はないと見ている。政変前に進出を決めていた日本企業も依然、この国にポテンシャルを感じており、温度感は変わらない印象を持っている。暫定政権発足後、前政権で問題視されていたビジネス環境などに関しても改善の姿勢が見られるので、今後大きなトラブルなく選挙を終え、より投資が進む運用体制になることを期待したい。当地駐在員や出張者にとって安全かつ快適な移動をするために、教育が行き届いたドライバーと車両は重要であるため、お客様へのサービス水準の向上と、サービス提供を通じた現地の雇用創出に貢献していきたい。

写真 グロース・カーズ・アンド・ソリューションズ・バングラデシュの塚原代表取締役社長(本人提供)

グロース・カーズ・アンド・ソリューションズ・バングラデシュの塚原代表取締役社長(本人提供)

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください