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欧州委、フランス・バルネバとの新型コロナワクチン購入契約を承認(EU)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年11月11日 14時0分

欧州委員会は11月10日、フランスのバイオ医薬品企業バルネバとの、新型コロナウイルスワクチン候補の事前購入契約を承認したと発表した。今回の契約は、EU加盟国が必要に応じて2022年に約2,700万回分、2023年に追加で最大3,300万回分を購入するというものだ。ただし、同ワクチン候補は欧州医薬品庁(EMA)の承認勧告と欧州委による販売承認を受けていないことから、ワクチン供給は販売承認後となる。バルネバによると、正式な承認申請の前段階となる、EMAによる逐次審査(ローリングレビュー)が間もなく開始され、供給は2022年4月を見込んでいるとした。

承認済みワクチンとは異なる技術用いたワクチン候補の購入で調達の多角化図る

欧州委は新型コロナワクチン確保に向け、加盟国を代表してワクチンの共同調達を実施している(2020年8月18日記事参照)。今回の事前購入契約は、既に欧州委が条件付きで販売承認をしている米国ファイザーとドイツのビオンテック、米国モデルナ、英国アストラゼネカ、米国ジョンソン・エンド・ジョンソン(ヤンセンファーマ)と、逐次審査中のドイツのキュアバック、フランスのサノフィ・英国グラクソ・スミスクライン、米国ノババックスとの契約に続き、8件目となる。欧州委は、十分な量だけでなく、幅広い種類のワクチン調達を目指していることから、今回の契約により、ファイザーやモデルナのmRNAワクチンや、アストラゼネカやジョンソン・エンド・ジョンソンのウイルスベクターワクチンとは異なる不活化ワクチンのバルネバのワクチン候補がEUのワクチン調達先に加わったことを評価している。

不活化ワクチンは、新型コロナワクチンで初めて実用化されたmRNAワクチンとは異なり、インフルエンザワクチンなどに用いられている技術だ。バルネバは10月18日、ワクチン候補の臨床試験(第III相試験)の結果を発表しており、アストラゼネカ製のワクチンよりも優れた中和抗体価(血中に含まれる抗体量)を示し、中和抗体陽転率(ワクチン接種前後で中和抗体価が4倍以上に増加した被験者の割合)は95%以上だったとしている。

(吉沼啓介)

(EU)

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