2024年の消費者物価指数上昇率は5.2%に鈍化(コロンビア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月21日 0時45分
コロンビア国家統計局(DANE)は1月9日、2024年通年の消費者物価指数上昇率は5.2%だったと発表した。2023年の上昇率9.28%より大幅に鈍化し、1.61%だった2020年以来の低水準となった。ただし、直近3カ月の前年同月比伸び率は10月5.41%、11月5.2%で、12月は前月と同水準だった。ボゴタ銀行の経済調査部門は1月10日付レポートによると、2025年の消費者物価の上昇率は引き続き低下傾向にあるが、その低下幅は前年よりはるかに緩やかで、4%程度にとどまると予測している。
2024年通年の項目別消費者物価上昇率が高かったのは、教育(10.62%)、レストラン・ホテル(7.87%)、宿泊・水道・電気・ガス・そのほか燃料(6.96%)、酒類・たばこ(5.57%)、健康(5.54%)で、これらは全体の上昇率を上回った。さらに細分化された項目をみると、中等教育(13.28%)、就学前教育と初等教育(12.21%)、個別指導(9.5%)、レストランでの食事(11.59%)、サービス施設での食事(8.12%)などが特に上昇率の高い項目として挙げられている。一方で、運輸(5.19%)、食品・飲料(3.31%)、家財・住宅管理(2.18%)、衣類・履物(2.06%)、娯楽・文化(マイナス0.21%)、情報・通信(マイナス0.93%)の項目においては全体の上昇率を下回った。
12月単月の上昇率では、前月比0.46%となった。特に上昇率が高かったのは、レストラン・ホテル(0.99%)、宿泊・水道・電気・ガス・そのほか燃料(0.58%)、食品・飲料(0.53%)だった。
(木村香菜)
(コロンビア)
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