「2024グローバルタレントフェア」開催、求職者の海外就職を後押し（韓国）

韓国産業人力公団やKOTRA（大韓貿易投資振興公社）など8つの機関が8月27日から28日にかけて、ソウル市江南区のCOEXコンベンションセンターで、韓国最大級のグローバル採用フェア「2024グローバルタレントフェア」を開催した。国内の求職者に対して韓国外企業への就職を支援する「海外就職館」、国内の外資系企業への就職を支援する「外国人投資企業採用館」、韓国在住外国人留学生の韓国企業への就職を支援する「外国人留学生採用館」の3つのプログラムで構成し、それぞれ22回目、19回目、16回目の開催となった。

グローバル採用フェアの会場（ジェトロ撮影）

2024グローバルタレントフェアでは、国内外400社以上の企業と約7,000人の求職者が採用面接や企業採用説明会を通じて就職・採用活動を活発に行った。そのほかにも、就職成功事例の紹介や人事担当者から海外就職に関する講義を受けることができる「ジョブコンサート」や、履歴書の添削、模擬面接、在留資格の相談を含む「就職コンサルティングサービ
ス」が提供された。

1対1英語面接コンサルティング（手前、ジェトロ撮影）

日本からは製造業やサービス業など59社がブースを設けた。日本企業の担当者からは、「韓国の人材は日本語能力が高く、日本の企業文化とも親和性が高い」「入社後も長く定着してもらえるよう、企業として制度作り、受け入れ態勢の強化に努めたい」という声があった。

日本企業への就職を目指す求職者からは、「日本の生活に憧れがあり、日本語スキルを生かして仕事がしたい」「日本企業は家賃や交通費などの手当が充実しており、人を育てる社風があるイメージ」「何事にも挑戦し、将来は韓日の架け橋となる人材になることが目標」といった声が聞かれた。

（橋本泰成、劉美暎）

（韓国）