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インド工科大ハイデラバード校でジェトロが「Japan Career Day2024」共催(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月3日 0時55分

インド南部ハイデラバードで8月24~25日、国内トップ大学の1つ(注1)のインド工科大学ハイデラバード校(IITH)とジェトロが就職説明会「Japan Career Day 2024(ジャパン・キャリア・デー2024)」を共催した。IITHの学部3、4年と修士1、2年生を主な対象とした。初日は参加企業18社(注2)が日本での就業機会や各企業が求める職種、人材像について発表した。

写真 講堂で行われた企業による説明(ジェトロ撮影)

講堂で行われた企業による説明(ジェトロ撮影)

2日目は参加企業が教室に分かれて詳細な採用ポストや、研究している技術、仕事のやりがいやチームの雰囲気などについて話し、学生の質問に答えた。人事担当者の1人は「新卒採用イベントで日本人学生から質問される内容と異なり、学生自身の研究や専門性をいかに社内で発揮できるか、入社後にどれくらい挑戦できる環境があり、スキルアップが望めるかについて多く聞かれた」とコメントした。また、技術部門の採用担当者は「複数の学生からこれまで取り組んできた研究プロジェクト内容のピッチがあった。学生の積極性と知識への貪欲さには、目を見張るものがあった」と驚きを見せた。

写真 参加企業と学生との受け答え(ジェトロ撮影)

参加企業と学生との受け答え(ジェトロ撮影)

このイベントは2018年から7年連続で開催しており、2018~2023年度の6年間で219人の本採用、83人のインターンシッププログラム参加の実績がある。IITHの学生たちも多くの日本企業や現地進出日系企業で活躍していることから、これらの企業への就職に対する選択肢は学生の間で認知されており、今回の初日も450人を超える学生が講堂で発表を聴講した。2024年5月にIITHを卒業し、7月に日系企業に入社したインド人社員も採用側として今回のイベントに参加しており、日系企業で働くメリットや将来的なキャリアアップの可能性など、自身が就職活動を行っていた際に抱いていた疑問や、これまでの経験を学生たちに説明していた。

イベントに参加した企業がIITHから新卒採用を行う場合は、IITH独自の新卒採用ルールに基づくこととなる。同校の採用ポータルに求人登録し、履歴書、実技、事前課題など企業ごとの選考を行った上で、12月1日の採用活動解禁以降に大学側から割り振られる面接枠に従って面接を実施、内定通知を出す予定だ。

(注1)インド工科大学は23校からなる国内トップレベルの大学群で、ハイデラバード校は2024年のインド大学ランキング(NIRF)の総合の部で100校中12位、エンジニアリングの部で同8位にランクインしている。

(注2)参加企業は、AWL(アウル)、artience(アーティエンス)、アルプスアルパイン、AGC、AnyMind Group(エニーマインドグループ)、キャル、サグリ、スプリックス、関彰商事、ディー・エヌ・エー(DeNA)、デンソー、datag(データグ)、Dooox(ドゥークス)、東亜ソフトウェア、トマト、日工、マナック・ケミカル・パートナーズ、モラブ阪神工業の18社。

(大野真奈)

(インド)

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