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2024年「中国で幸福度の最も高い都市」の1つに成都市が16年連続で選出(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月14日 0時25分

中国の新華社傘下の週刊誌「瞭望東方週刊」は2024年12月20日、「2024年幸福都市フォーラム」を上海市で開催した。同フォーラムでは、「中国で幸福度の最も高い都市リスト」が発表され、四川省成都市は16年連続で同都市の1つに選ばれた。

同リストは18年連続で発表されており、2024年版の選出に当たっては、「改革イノベーションで都市生活をより幸福に」をテーマとして、現代化のプロセスの中で都市住民が得た達成感、幸福感、安全感について調査・分析を行ったとした。瞭望東方週刊が中心となって立ち上げた中国幸福都市実験室が発表した「ビッグデータに基づく都市幸福感指標システム」を用いて、就業、収入、生活の質、生態環境、都市の吸引力、公共安全、教育、交通、医療健康の9つの主要指標と、数百のその他の指標に基づいて選出したという。

2024年版のリストには、「省都および計画単列市(注)」では、成都市のほか、浙江省杭州市および寧波市、江蘇省南京市、湖南省長沙市、山東省青島市、広東省広州市、遼寧省瀋陽市および大連市、青海省西寧市、河北省石家庄市の11都市が選ばれた。また、10都市が選ばれた「地級市」では、江蘇省蘇州市および泰州市、山東省威海市などに加え、四川省の攀枝花市も4年連続で選出されたほか、同省宜賓市が初のリスト入りを果たした。

瞭望東方週刊政治文化部門の戴聞名副主任は「成都市は、9つの主要指標においてほぼ上位に挙がり、うち教育、医療健康、都市の吸引力、公共安全では、全都市の中でトップレベルだ」と語った(「成都日報」2024年12月21日)。

(注)計画単列市は、国家戦略において省級レベルの経済管理の権限を与えられている都市。大連市、青島市、寧波市、アモイ市、深セン市の5都市。

(曾小桐)

(中国)

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