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「2024 Meet Taipei」開催、国際性が1つのキーワード(台湾、香港、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月20日 0時55分

スタートアップに焦点を当てたイベント「Meet Taipei」が112123日、台湾で開催された。今回は「TAIWAN1」という、人工知能(AI)応用(AI1)、ディープテック(Tech1)、国際化(Global1)の3つの側面から、台湾の国際的な地位を探る主要テーマとした。台湾のスタートアップ企業がAIと統合されたソフトウエアとハードウエアの利点を活用し、国際マーケット獲得を奨励することを目的としている。

また、台湾のスタートアップだけではなく、台湾の技術や人材との連携を求める海外のスタートアップの参加誘致にも積極的で、主催者のBusiness Next Mediaは「今回のMeet Taipeiの最大の目玉は、国際的なスタートアップ企業の割合が25%に達したことだ。日本や香港、韓国、ベトナム、カナダなど18カ国・地域から106社の国際的なスタートアップ企業が集まり、企業数は過去最高を記録した。これは、台湾が半導体のハブとして、多くのハイテク人材を有しており、AI時代に国際的なスタートアップ企業を誘致する能力があることを示している」と述べた。

会期初日に開催されたオープニングセレモニーでは、台湾行政院の龔明鑫秘書長が東京に初のStartup Island Taiwanの拠点開設に言及したほか、日本台湾交流協会台北事務所の服部崇・副代表は「日本側もスタートアップ分野で台湾との連携に非常に熱心だ。日台のスタートアップを取り巻く環境には、双方向での需要や、さまざまな可能性がある」と述べた。

写真 オープニングセレモニー(主催者のMeet Taipei/Business Next Media社提供)

オープニングセレモニー(主催者のMeet Taipei/Business Next Media社提供)

ジェトロは対日投資事業のPRのため、グローバルパビリオンにブースを出展した。ブースには日本進出を検討するスタートアップの来訪も多く、日本進出意欲の高まりが見られた。また、高雄青創館(Kaohsiung Startup Pavilion)からの依頼を受け、同パビリオンの出展企業などに向けて対日投資事業の説明を行った。

写真 グローバルパビリオンの様子(主催者のMeet Taipei/Business Next Media社提供)

グローバルパビリオンの様子(主催者のMeet Taipei/Business Next Media社提供)

写真 高雄青創館で対日投資事業の説明(ジェトロ撮影)

高雄青創館で対日投資事業の説明(ジェトロ撮影)

このほか、中華開發創新加速器(CCIA)とGarage+などが共催するブースでは、「Taiwan-Japan Connection:Navigating New Horizons」というテーマで、日本進出や日本との交流に関するセッションが複数実施された。最初のセッションでは、米国ケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)の創業者兼最高経営責任者(CEO)のティム・ロウ氏が自身の日本進出経験を台湾スタートアップに共有し、参加した台湾企業からは日本でのネットワークの作り方などについて、具体的な質問があった。

(平井志穂)

(台湾、香港、日本)

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