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第2四半期のGDP成長率、前年同期比5.05%、内需は引き続き堅調(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月16日 9時55分

添付資料PDFファイル(235 KB)

インドネシア中央統計庁(BPS)は8月5日、2024年第2四半期(4~6月)のGDP成長率を前年同期比5.05%と発表した(添付資料図参照)。前期の5.11%からは0.06ポイント成長幅が減少したものの、3四半期連続で5%台を維持した。BPSのエディ・マフムド次官(収支・統計分析担当)はオンライン会見で、第2四半期のGDP成長率について「比較的良好な国内の経済活動に支えられた」と述べた。

支出項目別では、GDPの5割超を占める家計最終消費支出が前年同期比4.93%増だったほか、投資などを示す総固定資本形成は4.43%増、輸出は8.28%増だった。一方、政府支出は、大統領選挙実施に関する支出から高成長だった前期(19.90%増)から大幅に減速し、1.42%増となった。

業種別では、主要17業種の全てが前年同期比でプラス成長だった。成長率が高かった業種はホテル・レストラン(10.17%)、運輸・倉庫(9.56%)、その他サービス(8.85%)だった。8月5日付のインドネシア中央銀行(BI)プレスリリースによると、ホテル・レストランと運輸・倉庫の成長率が高かった背景には、4月のイスラム教の断食明け大祭(レバラン)などの長期休暇に伴い、帰省など人の移動が活発だったことがある。

国内を6地域に分けた地域別では、GDP全体の6割弱を占めるジャワ島が4.92%成長し、ジャカルタ首都特別州の成長率は4.90%だった。

スリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相は、第2四半期のGDP成長率については良好な成長率だとしつつも、「世界経済の弱体化により、2024年後半にインドネシアの経済成長率を5.1%前後で維持していくことは容易ではないが、消費、投資、輸出、輸入、それぞれの動向を引き続き注視していく」と述べた(「リパブリカ」8月5日)。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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