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第3回未来航空フォーラムがリヤドで開催、102件のMoUなど締結(サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月29日 0時55分

第3回未来航空フォーラム(FAF24)が5月20日から22日までの3日間、「グローバルコネクティビティーの向上」をテーマに、サウジアラビアの首都リヤドで開催された。サウジアラビア民間航空総局(GACA)が主催し、130カ国から閣僚31人、民間航空当局の幹部77人が出席し、8,500人以上の専門家や経営者が参加した。

フォーラムでは、総額750億リヤル(約3兆1,350億円、1リヤル=約41.8円)を超える102件の覚書、協定、取引の調印が行われた。これらには、整備や修理、改修に関する契約に加えて、航空サービス、航空機購入発注、貨物・物流サービス、高度航空航法、人材開発、情報技術などが含まれている。また、サウジアラビア航空業界への投資促進を目的とした航空業界投資展示会も開催され、空港に500億ドル以上、新規航空機発注に約400億ドル、その他のプロジェクトに100億ドルが含まれる計1,000億ドル規模の投資機会に関して、数多くの提案が上がった。

さらに、73の対話セッションが実施され、閣僚や航空当局などサウジアラビア政府関係者、サウジアラビア企業や外資企業を含め300人の講演者が参加した。セッションでは、航空部門の人材開発、将来性、協力、民間航空ネットワーク、持続可能性、技術革新・テクノロジーに関するビジネスチャンスなどのトピックに焦点が当たった。

フォーラム期間中、GACAはサウジアラビアの航空部門報告書の初版を発表し、民間航空業界のサウジアラビア経済への貢献額が530億ドル(注1)に達したことや、95万8,000人(注2)の雇用が創出されたことを強調した。さらに、GACAはサウジアラビアの民間航空部門を発展させ、2030年までにその規模を10倍に拡大することを織り込んだロードマップを発表した。ロードマップには、一般航空機用に6つの空港を割り当てるほか、民間空港に9つのラウンジを設置することが含まれ、3万5,000人の新規雇用を創出することも盛り込まれている。

(注1)530億ドルの内訳は、航空事業208億ドル、観光事業322億ドル。

(注2)95万8,000人の内訳は、民間航空部門24万1,000人、その他観光部門71万7,000人。

(平田若菜)

(サウジアラビア)

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